episode22 ページ24
『あの、私.......』
でもやっぱり一二三さんには何も話せなくて。
それが一二三さんを裏切っているような気がしてきて申し訳なくなる。
一二三「別に話せなくてもいいんだよ。Aちゃんが僕にそうやって笑ってくれるだけでも十分だから」
『一二三さん...』
優しく微笑みながら私の頭を撫でてくれる一二三さんにはどうやら私の気持ちなんてお見通しらしい。
それが少し嬉しいような恥ずかしいような気がして『帰りましょうか』なんて声を掛ければ歩きだす。
一二三「そう言えばお店の子から聞いたけど明日からヨコハマにヘルプに入るんだよね?」
『はい、やっぱりシンジュクとはちょっと雰囲気が違うでしょうから少し緊張しちゃいます』
いつもはこんな事言わないけど優しく聞いてくれる一二三さんのせいなのからしくもない弱気な言葉が出てくる。
一二三「Aちゃんの接客で嫌になる人なんていないから大丈夫だよ」
不思議と一二三さんの言葉を聞けば何だか大丈夫な気がしてくる。
お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな、なんて考えるとふと脳裏に浮かんだのはある人物。
....だめだ、私なんかが弱音を言ってちゃ。
そんなこと絶対に許されない。
そんなことを思いながらいつもの公園まで着き一二三さんと別れた。
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琥珀(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しい限りです! (2022年9月22日 10時) (レス) id: df97482346 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - もうめちゃめちゃ良かった!です! (2022年9月21日 18時) (レス) @page4 id: 7770a83983 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 九鬼さん» えええそんなことを言ってくださるなんて....!ありがとうございます!! (2018年12月30日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
九鬼(プロフ) - 一言言わせてください!すき! (2018年12月30日 0時) (レス) id: 779dfe7ec9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - スルメさん» 本当ですか!有難うございます...!これから起こる衝撃の展開を是非楽しみに待っていてください! (2018年12月29日 8時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2018年12月24日 22時