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episode15 ページ17

『そんなに私笑っていませんでしたか....?』



彼が私をそんな風に見ていたと知れば、反省する。

お客さんに笑いかけてるつもりなんだけどなー。

すみません、と頭を下げれば彼は拗ねたように頬を膨らました。




乱数「その敬語もさ〜何か気持ち悪い!」



『き、気持ち悪いっ!?』



乱数「僕はお客さんじゃないんだからさ〜もっとリラックスしよーよ!!」



....そんなこと考えてもみなかった。



いつも相手にするのはお店のお客さんで、こうしてお客さん以外と出かけることなんて一度も無かったから。


僕のことも乱数でいいからね?と言った彼にどう反応すればいいのかわからずとりあえず『乱数....』と声に出してみる。




乱数「はーい、乱数だよ〜!A良い子良い子〜」



そう言って再び頭を撫でた乱数に思わず胸が熱くなる。

何か久しぶりかも、こういうの。






少し照れくさくて、それを隠すためにへへなんてつい可愛らしくない笑みを溢してしまう。


するとみるみるうちに乱数の顔が赤くなっていく。



『え、乱数!?どうしたのっ!?』


体調が悪くなったのか真っ赤になった乱数が心配で顔を覗き込む。




乱数「あー、もうっ!それは反則!!」


乱数は不満そうに言えば私の口にオムライスを突っ込み「いいから早く食べよ!」と言った。









まだほんのりと耳を赤らめた乱数を見て少し可愛い、と思ってしまったのは私だけの秘密にしておこう。

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琥珀(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しい限りです! (2022年9月22日 10時) (レス) id: df97482346 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - もうめちゃめちゃ良かった!です! (2022年9月21日 18時) (レス) @page4 id: 7770a83983 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 九鬼さん» えええそんなことを言ってくださるなんて....!ありがとうございます!! (2018年12月30日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
九鬼(プロフ) - 一言言わせてください!すき! (2018年12月30日 0時) (レス) id: 779dfe7ec9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - スルメさん» 本当ですか!有難うございます...!これから起こる衝撃の展開を是非楽しみに待っていてください! (2018年12月29日 8時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2018年12月24日 22時

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