episode14 ページ16
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注文したオムライスが届くまでの間、彼と軽く話をする。
乱数「ねえねえ、オネーサンの名前は〜?」
『私はユリっていいます』
そう言ってお店の名刺を差し出す。
乱数くんそれを受け取るり名刺を見るとなぜか少しだけ嫌そうな顔をした。
乱数「.....げ、あのジジイのトコかよ。オネーサンはシンジュクで働いてるんだー!」
一瞬だけ物凄く恐ろしい表情になったのは気のせいだろうか。
......何か見ちゃいけないものを見ちゃったような。
乱数「でもこれ、オネーサンの本当の名前じゃないでしょー?お姉さんの本当の名前は??」
ニコニコした顔でそう尋ねる彼の言葉に動揺する。
一二三さんならまだしも会ったばかりの人に名前を教えるのは気が引ける.....。
ためらっている私を見透かしてか、彼は更に追い打ちをかけた。
乱数「ほら、僕の腕に何かあった時に連絡したいし名前ぐらいは知らないとまずいでしょ〜?」
だから教えてくれないとめっ!なんだからね、と彼は言い結局彼と連絡先まで交換する羽目になってしまった。
まあ、元はと言えば私がぶつかってしまったからな訳だし....。
しぶしぶ了承すれば、頼んでいたオムライスが届いた。
香ばしい匂いが鼻をかすめる。
普段は自分で作るか、疲れて居る時はコンビニで済ますので思わず頬が緩む。
乱数「Aさ、そうやってニコニコすればすーっごく可愛いのに!」
そんな私の様子を見ていた彼がポンポンと私の頭を軽く撫でた。
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琥珀(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しい限りです! (2022年9月22日 10時) (レス) id: df97482346 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - もうめちゃめちゃ良かった!です! (2022年9月21日 18時) (レス) @page4 id: 7770a83983 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 九鬼さん» えええそんなことを言ってくださるなんて....!ありがとうございます!! (2018年12月30日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
九鬼(プロフ) - 一言言わせてください!すき! (2018年12月30日 0時) (レス) id: 779dfe7ec9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - スルメさん» 本当ですか!有難うございます...!これから起こる衝撃の展開を是非楽しみに待っていてください! (2018年12月29日 8時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2018年12月24日 22時