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海水浴その12 ページ42

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『もー、髪の毛まで濡れちゃった』



一郎「はは、悪ぃな」




全く悪びれる様子のない一郎に毒づきながら、一通り遊んだ私たちは荷物を置いてある場所へと戻って行く。


あの後は結局四人で水の掛け合いをしたから思った以上に体力を消費してしまった。




疲れてへとへとになっている私と暑さにあまり強くない三郎を余所に、一郎と二郎はまだまだ動けそうで。





....男の子の体力って恐ろしい。








二郎「あ、俺なんか食い物買ってくるよ!」



一郎「俺も行くぞ?」



二郎「いいよ!兄ちゃんは休んでて!!」



『じゃあ私、トイレにも行きたいから着いてくよ』








三郎「姉さん、僕も行きたいです....」






立ち上がろうとした私の手を三郎がくいっと引く。


でもその顔は少し赤みがかっていて。




三郎も少し休みな?と頭を撫でて言えば、少し不貞腐れながらもコクリと頷いてくれた。







_________





二郎「げ、すげえ混んでんじゃん」



『時間も時間だからね』





海の家や屋台がある方面へ足を運んでいくと沢山の人が並んでいて。


ちょうどお昼時というタイミングだからか、テラス席も全て食事をする人で埋まっていた。





『私一人でトイレ行ってくるから二郎先並んでて』



二郎「平気かよ、俺着いていった方が良くない?」




『大丈夫、すぐそこだもん』





心配そうに見つめる二郎に笑顔を向け、割と近くにあるトイレの方を指さす。



二郎もそれで納得したのかすぐ帰って来いよ、と私の頭を撫でれば屋台へと向かった。





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琥珀(プロフ) - 恋夢さん» 時間がかかってしまい申し訳ないです...。期待に沿えるよう精一杯頑張らせていただきますね! (2019年10月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - ついについに番外編スタートですね!お待ちしてました♪楽しみにしてます*海水浴っていろいろ妄想膨らみますよね〜琥珀様ならではの御話期待してます! (2019年10月6日 15時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - †カノ†さん» コメントありがとうございます、とっても嬉しいです!その気持ち分かります...!内心もっとグイグイいってほしいと思いつつ書かせていただいてます笑 これからもどうぞこの作品を宜しくお願いしますね! (2019年9月29日 15時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
†カノ†(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも影ながら応援しております!!うわぁあああめっちゃいいところで終わった!!!え、全然手を出していいんだよ一郎???()願望失礼しました、これからも頑張って下さい!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: bf0e4eeece (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - はにゃさん» そう言っていただきとっても嬉しいです!夢主ちゃん可愛いですよね!私もこんな風になりたかった...。 山田三兄弟に看病してもらえるなら私きっといつでも風邪引いちゃいます笑 (2019年9月22日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年9月8日 18時

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