海水浴その10 ページ40
一郎side
『せっかく乱数に選んでもらったのに...』
けち、と言いながら膝を抱えて拗ねているAに苦笑いを浮かべる。
―――ほんと、危機感が無さすぎるんだよな。
てか乱数もなんでこんなの選んだんだよ。
いや、似合ってるけれども。
「そんなに落ち込むなよ」
『....何でだめなの』
「なんでって...」
聞かれるとは思っていたけど、いざ聞かれると言葉が詰まってしまう。
....そりゃあお前が可愛すぎるからだろ。
下着同然のあんな姿を見せられて黙っている男なんていない筈。
まあ大半は俺の醜い嫉妬なんだけどな。
そんな事を考えながらAになんて説明しようかと考えていると、不意にAが立ち上がる。
何事かと不思議に思っている俺たち三人に、Aは口角を上げ無邪気な笑顔を向けていて。
―――俺はこの顔を知っている。
二郎「姉ちゃん?」
三郎「どうしたんですか?」
―――こいつがこういう顔をするときは大抵、
『私、海に入ってくるね』
―――何かを企んでいる時だ。
Aはそう言ってパーカーを脱ぎ捨てれば、海へと走って行った。
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琥珀(プロフ) - 恋夢さん» 時間がかかってしまい申し訳ないです...。期待に沿えるよう精一杯頑張らせていただきますね! (2019年10月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - ついについに番外編スタートですね!お待ちしてました♪楽しみにしてます*海水浴っていろいろ妄想膨らみますよね〜琥珀様ならではの御話期待してます! (2019年10月6日 15時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - †カノ†さん» コメントありがとうございます、とっても嬉しいです!その気持ち分かります...!内心もっとグイグイいってほしいと思いつつ書かせていただいてます笑 これからもどうぞこの作品を宜しくお願いしますね! (2019年9月29日 15時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
†カノ†(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも影ながら応援しております!!うわぁあああめっちゃいいところで終わった!!!え、全然手を出していいんだよ一郎???()願望失礼しました、これからも頑張って下さい!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: bf0e4eeece (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - はにゃさん» そう言っていただきとっても嬉しいです!夢主ちゃん可愛いですよね!私もこんな風になりたかった...。 山田三兄弟に看病してもらえるなら私きっといつでも風邪引いちゃいます笑 (2019年9月22日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年9月8日 18時