検索窓
今日:54 hit、昨日:263 hit、合計:6,740 hit

17:作戦開始 降谷side ページ17

タイミングは相手に任せた。僕はあくまで、作戦に乗っかるだけ。
「あ、そうなんですね!ん?あ、すみません、電話が……。」
東さんの作戦通りだ。ここに僕が諾の回答をする。
「出ていただいて大丈夫ですよ!」
「ほんとすみません、ありがとうございます!」

本当に無表情で無愛想なのだろうか。

「もっしも〜し!東野でーす!」

東野?東さんは喫茶店の従業員だ。それに長官の娘。偽名が必要とは思えない。

というか、本当に電話来てそうだ。

「マスター、回線悪いなんて当然っすw私の右手に父が私に着けた盗聴器あるんでw」

そう言いながら盗聴器を右手に持つ。
電話相手は喫茶店の店長だろう。
東さんがつとめている店を調べる必要がありそうだ。

「なんで…面白いからとかじゃダメっすか?それよか、要件なんです?」

よく分からないが面白いで片付けていいのか…?
東さん、よく分からないな(酷ぇ)

「今夜は、折り返せないっす。マジで。」
他者がいる環境下で話せない内容…。ただの喫茶店が?

「マスター?腹筋と肋骨どっちがいいっすか?w」
なんのチョイスだ?!ってかどんな話してるんだ!!

「あ、そういうこと。了解っす!」
なんかまとまったらしい。

東さんが電話を切ろうとしたら、スピーカーにしていない電話口から僕でも聞こえるほどの声の大きさで「待って!」と聞こえた。
東さんはスマホを耳に当て直し、真剣な声で「どうしました?」と答えてた。

「マスター、そこまでしなくていいですよ。この盗聴器、見たところ結構するんで、壊すのすごいもったいない気持ちが強いんすよね〜wあ…60秒、待っててくださいね?」

そう言うと僕の方を向いて言ってきた。
「どうします?これ。私の通話相手が、壊してからなにか喋れと私に指示してきたのでこれの他に私の周りになにかついていたら、音声の不調で向こうにはわかるという算段だと思いますよ!」
「…なんでそんなに知識があるんですか?」
この人のこともよく調べるべきなのか。

「マスター、かなりの童顔なんですよ。昔、女子高生に同年代に間違われた時にストーカーされた挙句盗聴器つけられたことがあるらしいんで…w」
「あぁ…なるほど。。それはそれは、、」
可哀想に…。調べる必要はありそうだが…
「……壊しますね笑」
「はい笑」

高いから壊したくないとは

「マスター!」
「……へぇ。。。そういえば、マスターって今まで1番若い年齢で見られたのっていくつです?」

本当になんの話をしてるんだ……?

18:結果 降谷side→←16:スイートレストラン 降谷side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紅葉楓(プロフ) - 紅音時 楼寿さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます!応援、励みになります!これまでよりゆっくりになってしまいますが、これからも更新し続けます!頑張ります!!! (4月10日 22時) (レス) id: 68bcdf560e (このIDを非表示/違反報告)
紅音時 楼寿(プロフ) - いつも楽しみにしています!更新頑張ってください♪ (4月9日 8時) (レス) @page27 id: 4c57eb2496 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅葉楓 | 作成日時:2024年3月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。