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18:結果 降谷side ページ18

「やはり、こちらはダミーのようですね!まだ音質が完全に回復してないそうですよ。切られましたけどね…」

長官には申し訳ないが、調べさせてもらおうか…
ここに来る前に長官がつけたものも気づいているようだしな。
「何処か部屋借りて服変えますか?」

「いや、、えっと、、。着替え、ないんで、、。」
「!!す、すみません!」
何か勘違いさせてしまった…

踏み込んでみるか。
「東さん、本当に東長官が取り付けたのでしょうか。」
「…それは私が聞きたいですよ。」


言っちゃ悪いが、長官のせいで話が進まなくなってしまった。
少し無言の時間が続いた。その時を断ち切るように話しかけてきてくれた。

「どう、、しましょうか?」

お見合い…合コン……?
萩原だったらどうするだろう…?





あ。
「連絡先、交換しませんか?」
「あっ、そうですね!」

連絡先を交換する流れになった時に東長官から連絡があった。
<理由をつけて離席してくれないか?>

送られたのは少し前。東さんが電話してる間に送られたものだった。
上官を待たせているので、急いで離席することにした。
「すみません、電話、出てきますね。」
「はい、自分も電話してたので大丈夫ですよ!」

軽く会釈してから個室を出た。

レストランの前のラウンジに東長官はいた。
「遅くなってしまい申し訳ございません。」
気づかなかったことに対しての謝罪をすると、「大丈夫大丈夫〜!」と言ってくださった。

その後、東さんの服の裾に着いている盗聴器につながっているであろうイヤホンを差し出してきた。
聞けということなのだろう。

『お二人で話しあっていただいて、結婚することになったら、花丘町にあるカミカゼという喫茶店に記入済みの婚姻届を送ってください。その日のうちに、書いて役所に出しておくので。それと、心配だからって盗聴するのは良くないかと思いますよ。』バキッ
爆音がして何も聞こえなくなった。壊されたのだろう。

「壊されたか…。恐らく、君が聞いてることを知らずに行ってるのだろう。この声の冷たさが本来の玲だ。そして、玲の本心だ。」

“二人で話しあって”って、まるで自分自身の意思はないようだ。
僕がイヤホンはめる直前に何を言ってたか知らないけど、明らかに文章中の途中からだった。それに、僕が忙しい部署にいることがわかっているような言い方でもあったな。
「…僕は、1度戻ってお嬢様の意見を伺いたいです。」

「…わかった。戻るとしよう。」

19:結論 降谷side→←17:作戦開始 降谷side



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紅葉楓(プロフ) - 紅音時 楼寿さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます!応援、励みになります!これまでよりゆっくりになってしまいますが、これからも更新し続けます!頑張ります!!! (4月10日 22時) (レス) id: 68bcdf560e (このIDを非表示/違反報告)
紅音時 楼寿(プロフ) - いつも楽しみにしています!更新頑張ってください♪ (4月9日 8時) (レス) @page27 id: 4c57eb2496 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉楓 | 作成日時:2024年3月5日 15時

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