イナポケ264 ページ1
フィディオのフーディンのテレポートによって、私達は昼か夜かもわからない地下深くから解放され、みんな一緒に古代の城の最奥の部屋から瞬間移動で外へと抜け出した。
テレポートで部屋から私達が消えた瞬間、ちょうど私が居た場所に、大きながれきが落ちてきていたことを私は知るよしもなかった。
私はフィディオに抱きしめられたまま、生きて再び太陽の下へと連れてこられたのだった。
私達は気がつくと、爆発して倒壊する古代の城から200mほど離れた所に来ていた。
砂以外何もない砂漠の中に居るせいで、その距離からでも崩壊する古代の城の様子がはっきりと見えた。
夕焼けの空が泣いているかのように広がっていた。
爆音がうるさく響き、地鳴りもする。
遅れて爆風が砂と共に吹き荒れた。
空にはテレビ局の記者の人達がヘリコプターでやってきて、その音もかなりうるさかった。
そんな中、フィディオはしばらく私を抱きしめたままでいた。
A「なんで..なんで助けたのよ..！」
私は抱きしめられたまま抗議した。
フィディオ「..すまない。」
A「もう少しで..ライトストーンを見つけられたかもしれないのに..！」
遠くの町から遥々ここまでやってきて、ひどい砂嵐や強力なポケモンと戦い、中に入れたと思ったら何時間も不気味な部屋をいくつもさ迷い続け、エイリア団の人とも遭遇し、やっとの思いで限られた者だけが辿り着ける最奥の部屋に行くことができたというのに..！
私は今までの苦労を思い返し、やり切れない気持ちでいっぱいになりながら、その場に膝をついた。
すると、フィディオも私と同じ目線のところまで来て、もう一度私を抱きしめた。
フィディオ「僕にとって、君が大切な存在だからだ。」
A「..え？」
爆音やヘリコプターの音がはかなく響く。
フィディオ「君を助けたのは僕のわがままだ。許してほしい。」
A「フィディオ..」
フィディオ「A..君が無事でよかった..！」
フィディオは私を抱きしめる腕に力を入れた。
私も本当はわかっていた。
あんな何もない綺麗な部屋からライトストーンを見つけることは絶望的だということを。
だけど、どうしてもチャンスを逃したくなくて。どうしても、諦めきれなくて..
ただ少し焦っていただけなのかもしれない。
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涼水かな(プロフ) - オッケー☆ありがとう♪ (2012年6月15日 18時) (携帯から) (
レス) id: a2e66fe3ae (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - ★まど☆さん» テストお疲れ！まどがテスト終わる日に更新できればと思って更新したよｗ そんなに読んでくれてるのかー！！感激だあー！！ (2012年6月15日 16時) (レス) id: cf3b1275fb (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 涼水かなさん» あっごめん＞＜ うつ だよ！暗い展開とかそんな意味で使われるよ！ (2012年6月15日 16時) (レス) id: cf3b1275fb (このIDを非表示/違反報告)
涼水かな(プロフ) - 野生のスタッフさん» 展開の前、何て読むの？ (2012年6月13日 18時) (携帯から) (レス) id: a2e66fe3ae (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 涼水かなさん» ありがとおお！！風介どうなるんだろうね＾＾まぁ次回更新分はもう書き上げてあるんだけどね！ V11は鬱展開注意だなぁ…。 (2012年6月13日 12時) (レス) id: cf3b1275fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作成日時：2012年6月4日 13時
