〜姫沢流の特訓〜 ページ34
「みなさ〜ん」
ミーティングルームで、超金雲が言った。
「今日の特訓は〜…
姫沢ちゃんに任せま〜す」
「……はあああ！？」
一番驚いたのは本人であるAだ。
「ちょっと待って下さい、
冗談ですか？」
「ノンノン、本気本気。姫沢ちゃんならきっと出来る、と見込んでの事ですよ〜」
(……結局、人任せにしたって事じゃない)
Aが超金雲を睨む。
「は〜い、じゃ今日の特訓、
お願いします、姫沢監督〜」
「もう、何なのよ〜!」
Aの悲痛な叫び声が響く。
落ち込みつつ、Aが言う。
「4時間内に、何回富士山の目標地点とここを行き帰り出来るか。子文君にも手伝ってもらって、そして最後はランキング作ります。
ワースト3は、監督の雑用役で。それも必殺技開発とかじゃない、ただキツいだけの」
「うわー、地獄…」
「……じゃ、私先に目標地点行ってるね。皆頑張って！」
Aはそういうと、素早く走っていった。
ーそして15分程し、皆のイレブンバンドにAからの
『LETS GO！^ω^』
と言うのが送られて来て、
皆は走り出した。
「きつい〜……」
今は1時間半位たった所。Aからふもとのスタート地点までは結構近いが、登り降りの段差が激しく、体力の消耗はハンパじゃない。
「皆頑張って〜!」
Aの声援に答える余裕も皆には無く、こうして地獄の4時間は幕を閉じた。
「結果発表〜！」
可愛く微笑むA。その横に子文。
「……Aがどんどん監督色に染まって来てるな……」
氷浦が呆れる。
「え〜っと、
1位 円堂さん、
2位 明日人、
3位 剛陣先輩、
4位…」
と言った感じでどんどん順位が発表され、残り6人、の所でワースト3発表。
「最下位は…
ゴーレム君」
「ゴスッ！！」
「下から2位、
昇君」
「最初に飛ばし過ぎました〜…」
「下から3位、
砂木沼さん」
「なにぃーーっ！」
「そもそもGKは走らないので、仕方ない結果ですね…。」
「はい、じゃー三人にはグラウンドの清掃、お願いしま〜す」
「はぁ……。」
「どんまい」
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ヒメアミ(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！！面白いだなんて…元気出ました！これからも頑張ります！！ (2020年5月13日 20時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！頑張ってください！！ (2020年5月13日 19時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - アインツバル(家のパソコン)さん» コメントありがとうございます！凄い嬉しいです！…番外編、楽しんで(癒されて)いただけて幸いです！はい、頑張ります！宜しくお願いします！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
アインツバル(家のパソコン) - こんにちは、初コメ失礼します！赤ずきんちゃんネタとかカレーネタが微笑ましすぎて、すごく癒されました。これからも作者様のペースで頑張ってください！ (2019年12月1日 10時) (レス) id: ae0283035e (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ - あ、気付けば過去最高118位！しかもhit数10000行きそうです！皆さんのお陰ですね！ (2019年11月20日 20時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
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