パンドラの匣 2

５６　野犬ＶＳ猟犬 ページ7

まず条野が車に侵入し、態と引きずり出される

そしたらまずは一、二人確実に仕留める

車から飛び出してくる谷崎と条野

末広と箱庭が近づく

谷崎が箱庭の姿を見て驚く

谷崎「箱庭・・・さん・・・？」

宮沢「なんで・・・」

箱庭「あ、こっちはまだ知らなかったんだ」

末広「いいのか？」

箱庭「・・・別にいいよ・・・」

条野「まずは お二人から確実に仕留めます」

末広「条野 この二人を斬ればいいのか？」

条野「えぇ 少しは役に立ってくださいよ 猟犬最強の剣士さん」

末広「覚悟」

次の瞬間

末広が車に跳ねられた

国木田「誰一人見捨てん！我が理想に懸けて！」

条野「おやおや」

走り去っていく車とそのドアに捕まった二人を見送りながら条野が言う

箱庭は不思議そうにしながら考えこむ

条野「今日は見事に役立たずですね鐵腸さん 転職します？」

末広「よし 体が温まった」

箱庭(あ、跳ねられて少し怒ってる)

末広「悪の罰せられざるあり 善の賞せられざるあり

我が刃なくして何ぞ四海の内に於いて百時の儘く

権衡を得るを望むべけんや」

―――『雪中梅』

次の瞬間

探偵社の乗った車が両断された

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