38 提出物 ページ39
ドスト「お待たせしました」
ゴーゴリ「あ、ドス君来た!聞いてよー!匣ちゃん強すぎるよー」
箱庭「ゴーゴリも充分強いよ」
ゴーゴリ「私の事をフルボッコにしたのに・・・」
ドスト「それで?交渉ですっけ?」
箱庭「えぇ」
ゴーゴリは気を利かせてか出ていく
ドスト「ウイルスの異能力ですか?」
箱庭「前回は其方にメリットがないから断られた
そう考えていいですか?」
ドスト「えぇ 構いません」
箱庭「だから今回はこんなものを持ってきました」
バサッと机に書類の束を置く箱庭
箱庭「探偵社の異能力リストです」
ドスト「!・・・・」
流石に予想外だったのか目を見開くドストエフスキー
箱庭は内心ほっとする
箱庭「異能の詳細、発動条件 メリット、デメリット・・・弱点
全部記しました」
ドスト「いくら潜入中の身とは言え・・・まさかこのような手に出てくるとは・・・
やはりあなたは面白い」
箱庭「異能を解除してください マフィアの首領に死なれては困ります」
ドスト「なぜ?」
箱庭「いまのマフィアは先代よりはましなんです
殺戮に特化していない
すべてあの首領が作り上げた
今あの人がいなくなればマフィアは制御不能になる
それこそ先代の時より激化するでしょう」
ドスト「だから潜入中の組織を売る、ですか?」
箱庭「今の私が貴方に出せる物の中で一番いい物だと思いますけど?」
ドスト「・・・なぜ貴方はそこまでしてこの共喰いを止めたいんですか?」
箱庭は数秒考えこみ
箱庭「彼が育ち、愛した街 もちろん私も愛してる
そんな街を守りたいと思うことに何か不思議な点がありますか?」
ドスト「いいえ ありません」
箱庭「それはよかったです」
ドスト「・・・共喰いが失敗に終わってもこの作戦は終わりません」
箱庭「・・・」
ドスト「此処からまた激化する・・・
もう一度聞きます
僕の元に来る気はありませんか?」
まっすぐと箱庭を見つめ、真剣な口調で問う
箱庭は目を伏せ、
箱庭「ない」
ドスト「残念です・・・」
箱庭「・・・」
ドスト「では一つ忠告を」
箱庭「?」
ドスト「アガサクリスティが貴方を欲しがっています」
箱庭「?!時計塔の十騎士・・・」
ドスト「あなたは人気ですね」
箱庭「異能とデータの間違いです」
ドスト「僕はあなた自身が欲しいですよ?」
箱庭「はいはい」
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マリア(プロフ) - 安良岡さん» いえいえ、役にたったならよかったです!毎回更新楽しみにしてますので頑張ってくださいね! (2018年6月22日 22時) (レス) id: aef3096be5 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡 - マリアさん» 完全な打ちミスですね。ご指摘ありがとうございます。 (2018年6月22日 22時) (レス) id: 88056f99af (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 太宰さんは歴代最年少幹部じゃなかったですか?多分ですけど... (2018年6月22日 22時) (レス) id: aef3096be5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 安良岡さん» ありがとうございます!全然構いませんよ!私も返信遅いので大丈夫です。 (2018年6月15日 23時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - 七海さん» 会話のお返事、遅くなってしまうかもしれませんがそれでもいいなら構いませんよ (2018年6月15日 22時) (レス) id: de63d941bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安良岡 | 作成日時:2018年6月10日 20時