裏の顔15 ページ21
貴女side
おい、勘弁してくれや
万里達のテーブルを離れた後に
注文を取りに行った
貴女「ご注文はお決まりですか?」
「うわ!ガチじゃん!」
「本物のAちゃん?」
あー、ネット見て来た人か
貴女「はい、美神Aです」
笑顔で対応する
「俺ファンなんだよね!握手してくんね?」
貴女「いいですよ」
握手すると少し強い力で握られ撫でるように触れられる
…気持ち悪い
さっさとここから離れたい
貴女「えっと、ご注文は…。」
「注文は後でいいや」
ならさっさと離れよう
貴女「そr(「ちょっと待ってよ!」
グイッと腕を掴まれた
貴女「あ、あの…。」
「写真撮ろうよ!」
いや、メイド喫茶とか撮影禁止だし
貴女「ここは撮影、録画は禁止されてますので…。」
「はぁ?いいじゃん、大切なファンからのお願いだよ?」
偶にいるこういう馴れ馴れしいファン
たしかに、ファンはいつも大切にしている
そのせいでつけあがる人もいる
つか腕痛いんだけど
貴女「あの、離してもらえませんか…。」
「なら写真撮ろうよ」
貴女「ですから…。」
スマホを出してカメラモードにするのが見えた
とりあえず撮られないように
もう片方の手で顔周辺を隠す
「俺写真とるから手どかして」
「おっけー」
顔を隠していた手をどけられ
スマホを近づけられる
昔、ちょっとしたことがあって
こういう風に無理に写真を撮られるのが苦手だ
怖い
目には涙が溜まり視界が歪む
その時、横から手が伸びて来て
男の腕を掴んだ
「…おい、何してんだよ」
頭上から聞こえて来た声
貴女「万里、君…。」
万里「ここ撮影禁止って言ってただろ。
いい加減にしろ」
「お前には関係ねーだろ!
腕離せよ!」
ギリッ
「いっ…!」
男が顔を歪めた
腕を離すどころか力を込めた万里
万里「お前ら、Aのファンだろ」
「当たり前だろ!」
万里「ならAの嫌がることしてんじゃねぇよ!
見てわかんだろ!無理やり写真撮られそうになって
喜ぶ奴いるわけねぇだろ。
よくファンなんて言えるな…。」
そう言うと男は黙った
その後に店長が駆けつけて
あの2人は前から迷惑行為が多いことから
少しの間出入り禁止になった
『Aちゃん!大丈夫だった?』
貴女「はい…。
万里君、助けてくれてありがとう」
万里「あれぐらい気にすんなよ」
さっきの部分は編集で切ってもらうことにした
それから少し早いけど撮影を切り上げて
万里達と一緒に寮に帰った
貴女side終了
303人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白露 。(プロフ) - いつも楽しく読まして頂いてます!テストに更新、色々大変と思いますが頑張ってください!応援しています! (2018年1月16日 12時) (レス) id: abe6bb4284 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rei | 作成日時:2017年12月21日 17時