【rkrn】田舎少女の異世界紀行

悩むぜ！友好作戦！ ページ47

星の鉢屋にお面をあげた後、すぐに小松田さんのところへ向かった。

「怖がられなくなる方法？」

こてんと首をかしげる小松田さん。
お前今いくつや…それはあざといやろ……。

「そうだなぁ…プレゼントでもしてあげたら喜ばれるんじゃないかな？」

プレゼント！
それは盲点やったなぁ。

「例えば、何がええと思います？」

「料理を振る舞ってあげるのはどう？」

「それは危険です」

下手したら余計に怖がられるし。
飯テロ(悪い意味で)なんて洒落にならんもんな。

「お守なんかは？」

「一般人が作っても御利益は無いと思います…」

「それもそうだね。なら木像とか彫ってみたら？」

「もくぞっ……？！無謀すぎません？？」

「じゃあ……………Aさんが得意なものとか？」

得意なもの……。

あ！
人形とか作って、各クラスにプレゼントしてみよっかな！

「私、人形を作ろう思います！」

「わあ、いいね！それだったら座ったままでも作業できるし！名案だよ」

よーし、早速山本先生にお願いしていらん布とか用意してもらお！

「ありがとうございます、小松田さん！」

「うん、頑張ってね〜」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

善は急げ！
でも走れへん！！
そう、これがジレンマってやつサ。

…………やっべ、ドヤ顔を通りすがりの忍たまに見られた。
すっごい曖昧な顔されたし！
でもってあの子、保健委員の３年生やわ！！


あれ、そういや今さらやっと気づいたけど…。





「小松田さん、『Aさん』って呼んでくれたなぁ」

睨むぜ！曲者襲来！→←疑うぞ、疑心暗鬼。

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