【rkrn】田舎少女の異世界紀行

買うぜ！街角商店！ ページ40

「え、お使いですか？」

「その通り。しかしひとりでは危なかろう、忍たまと共に行くがよい」

今日の手伝いは買い出しなんや。
普段は小松田さんとかが行っとるんやろうな〜。

「誰を誘ったらええんやろ……」

立花プーとかドクトル善法寺とかハリケーン七松は６年生やから忙しいやろうしな。
じゃあ星の鉢屋？
うーん、でもこの機会に他の忍たまさんとも仲良うなれる気もするし…。

「天女様？こんなところで何を唸っておられるのですか？」

「あ！ちょうどええとこに！！なぁ君、今時間ある？」

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「え〜と、尾浜？くん、買い物一緒に来てくれてありがとうな！」

通りすがりの忍たま――尾浜くんについてきてもらうことにした。
この子、うどんみたいな髪の毛しとるなぁ…。

「いえいえ、それほどでも」

「なになに、買うのは…なにこれ団子だけやん？！！」

お使いメモには"団子"とだけ。
学園長さん人使い荒………。

「団子だったら俺、美味しい店知ってますよ」

「ホンマ？！教えて教えて〜！」

尾浜くん、もしかして団子屋に行くの知っとったりして？
なーんて、超能力者じゃあるまいしな！

「天女様、ここですよ」

おお、割りと近いんやな！

「うわあ、ホンマにおいしそうやな〜！」

「天女様も食べます？」

「いやいや、ええよ！お使いの分だけ買って帰ろ！」

お店の主人から包みを受け取る。
お金ぴったしやったし…もしやもとから尾浜くんが声かけることになっとったんかな？

「そうだ、山の方に近道があるんですよ。そたらを通って行きましょう」

「さっすがスイート尾浜！そうしよそうしよ！」

「すい……？」

思ったより早よ帰れそうやな！
スイート尾浜に感謝やで！

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