天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ19)

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第217話ページ19

A｢練習したい…｣

寝返りを打って、そう呟く。

ｺﾝｺﾝｯ

A｢はーい！｣

ドアを開けると、ヒロト君とリュウジ君が立っていた。

A｢どうしたの？ヒロト君、リュウジ君。｣

ヒロト｢Aちゃん、ちょっと来て。｣

A｢え？｣

ヒロト君に手を引かれて来たのは、円堂君の部屋の前だった。

風丸君や壁山君、皆もいる。

そっと円堂君の部屋を覗くと、有人君と豪炎寺君がいた。

円堂｢世界一って、考えたことあるか？
FFI…世界中から最高の選手達が集まる大会なんだよな。
どんな凄い奴らなのか、どんな技を持っているのか、そしてそいつらに勝つことが出来たら、世界一なんだ。そんなこと考えたら、もうじっとなんかしてられない。
俺さ、皆と一緒に…見てみたいんだ。すっげぇ奴らと全力でぶつかり合って、勝ち残った者だけが辿り着ける…世界一のサッカーってやつを。｣

豪･鬼｢うん。｣

皆｢うん。｣

円堂｢だから、挑戦しようぜ！世界一に！FFIで優勝するんだ！｣

鬼道｢世界一に！｣

豪炎寺｢世界一に！｣

ｶﾞﾗﾗｯ!

皆｢世界一に！｣

私達は中に入って、人差し指を立てた。

円堂｢皆！
よし！優勝しようぜ！｣

皆｢おーー！！｣

私は部屋に戻って、部屋の中で出来る自主練を始めた。

主は、私のプレースタイルである空中戦のためのバランス感覚を鍛える練習。

バランスボールに乗りながら、リフティングやヘディングをしたりとか。

ﾄﾞﾀﾝｯ!

A｢痛た…まだまだ！｣

私は立ち上がって、またバランスボールに乗った。

そしていよいよ、アジア地区予選の日がやってきた。

《いよいよこの日がやって参りました！
第1回、FFIアジア地区予選。
FFスタジアムは、超満員！アジア地区予選は、全てこのスタジアムで行われます。
そして本大会に進めるのは、出場した8カ国の内、ただ1チーム。
果たして、アジア代表の栄誉を勝ち取るのは、どのチームになるのか？》

財前｢少年達の祭典。世界最強のサッカーチームは、どこなのか？それを決める夢の大会、FFI。
それぞれの国の維新をかけた、熱く燃える試合。素晴らしいプレーを期待します。｣

私達は歓声の中、ユニフォームに着替えて、久遠監督の前に集まった。

久遠｢スターティングイレブンを発表する。
FW、豪炎寺、吹雪、基山。
MF、鬼道有人、風丸、緑川。
DF、壁山、鬼道A、綱海、木暮。
そしてGK兼ゲームキャプテンは、円堂。｣

円堂｢はい！｣