天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ26)

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第224話ページ26

ｺﾝｺﾝｯ

A｢はーい！｣

ドアを開けると、豪炎寺君がいた。

A｢豪炎寺君？｣

豪炎寺｢ちょっといいか？｣

A｢うん。｣

私は、豪炎寺君を部屋に入れた。

A｢どうしたの？｣

豪炎寺｢虎丸のことなんだが、Aはどう思う？｣

A｢虎丸君？んー…正直、虎丸君のことはまだ何も分からないんだよね。｣

豪炎寺｢シュートチャンスにも関わらず、バックパスをする…おかしいと思わないか？｣

A｢それは私も思ってた。｣

ふと窓の外を見ると、校門の所で円堂君と木野さんが話していた。

A｢豪炎寺君！｣

豪炎寺｢あぁ。｣

私達は、急いで校門に向かった。

木野｢虎丸君の向かった先が分かったわよ。｣

円堂｢そっか。じゃ、行こう。｣

A｢円堂君、木野さん、待ってー！｣

円堂｢ん？豪炎寺、A！｣

A｢私達も一緒に行っていい？｣

豪炎寺｢俺達も虎丸のことは気になってたんだ。｣

円堂｢もちろんだ！じゃあ、皆で行こうぜ！｣

A｢商店街？｣

木野｢えぇ。そこにある食堂に入っていったんですって。｣

円堂｢虎丸の奴、早上がりしてなんで…あれ？ふゆっぺ！｣

見ると、久遠さんが前を歩いていた。

冬花｢守君。｣

円堂｢よっ！｣

冬花｢皆、何処か行くの？｣

円堂｢虎丸の所。｣

冬花｢虎丸君？｣

円堂｢うん。虎丸って、いつも途中で帰っちゃうだろ？その訳が知りたくて。｣

ｷｷｨｨｯ!

｢可愛いじゃん、彼女達。｣

円堂｢何だ？｣

見ると、バイク風の自転車に乗った、いかにも不良って男の子達がいた。

｢そんな奴らと連んでねぇでさ、俺達とかっ飛ばそうぜ…こいつでよ。｣

木野｢円堂君、試合前に問題を起こしたりしたら…｣

円堂｢分かってる。
急いでるんだ。行こうぜ、皆。｣

私達は、円堂君の後を歩いた。

ｶﾞｼｯ!

｢おっと。｣

A｢…！｣

｢いいから、付き合えよ。｣

A｢離して…！｣

私は、男の子を睨んだ。

｢いいねぇ、その顔。俺、タイプかも。｣

そう言ってニヤつきながら、私に顔を近付けてくる。

A｢いやっ！｣

飛鷹｢そんな奴がタイプだったのか？意外だな。｣

顔を上げると、飛鷹君がいた。