天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ25)

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第223話ページ25

初戦突破した私達は、更に気合いを入れて練習をしていた。

久遠｢全員集合！｣

私達は食堂に集まった。

久遠｢FFIアジア予選第2試合の相手が決まった。
カタール代表デザートライオンだ。｣

円堂｢デザートライオン？｣

壁山｢どんなチームなんすか？｣

音無｢このチームの特徴は、疲れ知らずの体力と、当たり負けしない足腰の強さを備えていることだそうです。｣

久遠｢彼らと戦うためには、基礎体力と身体能力の強化が必要だ。カタール戦までに、この2点を徹底的に鍛えること。いいな？｣

皆｢はい！！｣

円堂｢とは言っても、どんな練習をすればいいんだろう。｣

綱海｢そんなもん、徹底的に走り込みしかねぇだろ。走って、走って、走りまくって、強い足腰を身に付けりゃいいんだ！｣

円堂｢そうだな、それでいこう。｣

鬼道｢単純だが、それが一番か。｣

虎丸｢あの、すみません。｣

円堂｢ん？｣

虎丸｢申し訳ないんですが、俺、これで失礼します。｣

円堂｢え？あぁ…｣

虎丸君は頭を下げて、食堂を出て行った。

栗松｢あいつ、またでやんすか？｣

綱海｢なんであいつだけ、いつも途中で帰っちまうんだ？｣

風丸｢さぁ…なんでだろうな？｣

木野｢皆、虎丸君の早退が気になってるみたい。｣

目金｢このままでは、チームの士気にも関わりかねません。ここは、調査すべきかと！｣

音無｢分かりました！任せてください！
キャプテン、私達で虎丸君のことを調べてみます！何か分かったら連絡しますね！｣

円堂｢あぁ…｣

音無｢行きましょう、先輩！｣

木野｢わ、私も？｣

音無さんと木野さんは、食堂を出て行った。

円堂｢よし、俺達は特訓だ！｣

皆｢おう！｣

炎天下の中、走り込みをする。

円堂｢よし、今日の特訓はここまで！｣

吹雪｢あ…暑い…｣

ヒロト｢走り込みって…｣

壁山｢結構大変すね…｣

円堂｢緑川！特訓は終わりだぞ！｣

見ると、リュウジ君はまだ走っていた。

A｢…｣

私は、リュウジ君の背中を見つめた。