天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ21)

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第219話-ビッグウェイブス戦- ページ21

久遠｢まだ気付かないのか？｣

私達は、久遠監督を見た。

久遠｢箱の鍵は、お前達の中にある！｣

久遠監督は、胸に指を当てて、そう言った。

円堂｢箱の鍵？｣

風丸｢なんのことだ？｣

綱海｢さぁ。｣

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

有人君がボールをもって上がる。

けど、すぐにボックスロックディフェンスに囲まれた。

《またもボックスロックディフェンス！今度は、鬼道が囲まれてしまった！》

すると、有人君は何かに気付き、迫ってくる選手を避けた。

｢なに！？｣

《鬼道、見事なコントロール！ボックスロックディフェンスの狭いスペースで、軽やかにボールをキープしている！》

｢もっと激しくいけ！｣

有人君は、選手同士がぶつかり、僅かな隙間が出来た所にパスを出した。

｢馬鹿な！｣

《ボックスロックディフェンス破れる！
イナズマジャパンの司令塔、鬼道がついに打ち崩したァ！》

円堂｢いいぞ、鬼道！｣

A｢久遠監督のあの命令はこのためだったんだ…｣

私は、久遠監督を見た。

｢ボックスロックディフェンス！｣

今度は、豪炎寺君が囲まれる。

豪炎寺｢ふっ！｣

《イナズマジャパン、ボックスロックディフェンスを完全に攻略したァ！
吹雪、ゴールに迫る！》

吹雪｢ウルフレジェンド！｣

｢グレートバリアリーフ！｣

豪炎寺｢爆熱ストーム！｣

｢グレートバリアリーフ！｣

《なんと！ビッグウェイブスGK、ジーン･ベイカー、吹雪も豪炎寺も止めてしまったァ！
今度は、ウォーターマンが上がる！》

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

《ミスキックか？いや、ここでビッグウェイブス、2人の選手を交代！MFとDFを入れるようです！
ロベルト監督の意図はどこにあるのか？》

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

リュウジ君がドリブルで上がる。

｢グレイブストーン！｣

緑川｢うわっ！｣

《ビッグウェイブス、ボックスロック･ディフェンスが通用しないと見るや、個人技でのプレーに切り替えてきた！》

｢カンガルーキック！｣

木暮｢うわあっ！｣

《互いに攻めてをかき、試合は膠着状態だ！》

有人君がドリブルで上がる。

鬼道｢うわああっ！｣

ﾄﾞｻｯ!

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

《厳しいタックルが鬼道を襲ったァ！》

A｢有人君っ！！｣

私は、有人君に駆け寄った。