第24話 ページ25
私と吉良さんが来た場所は、雷門中だった。
雷門中はテレビで見た通り、ボロボロになっていた。
A｢…｣
瞳子｢どうしたの？｣
A｢…いえ、何でもありません。｣
私は、吉良さんについて行った。
エレベーターに乗っていると、円堂君達の声が聞こえてきた。
円堂｢そんなぁ…じゃあ俺達、監督なし？｣
染岡｢理事長！｣
壁山｢俺、監督いないなんて嫌っす！｣
栗松｢俺でもやんす！｣
響木｢心配するな。｣
その時、丁度エレベーターが下に着いた。
扉が開くと、懐かしい面々がいた。
雷門理事長｢紹介しよう。新監督の吉良瞳子君と、君達と一緒にエイリア学園と戦ってもらう、鬼道Aさんだ。｣
皆｢えぇ！？｣
鬼道｢義姉さん！｣
瞳子｢ちょっとがっかりですね、理事長。
監督がいないと、何も出来ないお子様の集まりだったとは、思いませんでした。
本当にこの子達に、地球の未来は託せるんですか？彼らは一度、エイリア学園に負けているんですよ！｣
円堂｢だから勝つんです！一度負けたことは、次の勝利に繋がるんです！｣
瞳子｢頼もしいわね。でも、私のサッカーは今までとは違うわよ。覚悟しておいて。｣
そう言って、吉良さんは出て行った。
響木｢鬼道。皆知ってると思うが、一応自己紹介しておいたらどうだ？｣
A｢はい！皆、久しぶり…かな？
帝国学園の鬼道A！よろしくね！｣
円堂｢よろしくな、A！｣
ひと通り挨拶した後、一度解散して、有人君と帰路を歩く。
鬼道｢驚いたぞ。まさか、義姉さんがいるなんて。｣
A｢私もびっくりしたよ。瞳子監督、何にも教えてくれないんだもん。
でも…嬉しかった。また有人君や円堂君達と一緒にサッカー出来るんだもん。｣
鬼道｢あぁ、一緒にエイリア学園を倒そう。でも、無茶はするなよ。｣
A｢うん！｣
私達は、笑い合った。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年9月27日 21時
