第279話 ページ34
鬼道side
卒業式が終わり、俺達は部室に向かった。
壁･栗･少･宍｢キャプテン！｣
円堂｢おいおい。キャプテンはお前の方だぞ、栗松。｣
栗松｢は、はいでやんす！｣
円堂｢みんなも、栗松キャプテンを盛り上げてくれよな！｣
壁･栗･少･宍･虎｢はい！｣
栗松｢あっ…｣
夏未｢音無さんも、これからはマネージャーのキャプテンといったところかしらね。｣
春奈｢はい！頑張ります！チームのフォローは、任せてください！｣
虎丸｢得点王なら、俺なりますんで。守りは固めてくださいよ、キャプテン。｣
栗松｢ううっ…プレッシャーでやんす…｣
風丸｢しっかりな。来年はFF3連覇がかかってるんだ。｣
栗松｢…｣
染岡｢雷門は、追われる立場ってわけだ。｣
栗松｢…｣
影野｢存在感を出すんだぞ。｣
栗松｢ひぃ！本当に俺でいいでやんすか？｣
豪炎寺｢お前だからいいんだ。
足を負傷しながらも、チームのためにボールを繋げたお前のプレー。俺達は決して忘れない。
そんなお前だからこそ、俺達は託せるんだ。｣
栗松｢…はい！目指すは3連覇！頑張るでやんす！｣
円堂｢うん。｣
グラウンドに行くと、みんながいた。
円堂｢みんな！｣
塔子｢卒業おめでとう、円堂！パパからもよろしくってさ。｣
円堂｢あぁ、ありがとう。｣
塔子｢しっかし、気が利くね。サッカー部の卒業は、サッカーでしめるなんてさ。｣
円堂｢あぁ、それ考えたの夏未だよ。｣
塔子｢納得。円堂じゃないだろうなとは、思ってたんだ。｣
円堂｢アハハ…｣
風丸｢みんな、元気だったか？｣
綱海｢元気元気、超元気！吹雪んとこは、先週卒業式だったんだと。｣
吹雪｢この日が待ち遠しくって、仕方がなかったよ。今日はよろしく！｣
綱海｢あとな、立向居が陽花戸中のキャプテンになったんだ。｣
鬼道｢ほぅ…まさに、円堂が歩んできた道を追っているわけだ。｣
風丸｢頑張れよ。｣
立向居｢ありがとうございます！それを言うなら、木暮だって。｣
木暮｢そうなんだよね。俺、こう見えても、キャプテンなんだってさ。｣
染岡｢栗松、ライバルが増えたな。｣
栗松｢大丈夫でやんす！負けないでやんす！なぁ、みんな！｣
壁･少･宍｢おぉー！｣
染岡｢円堂らしくなってきたじゃねえか！｣
松野｢その意気、その意気！期待してるよ！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年5月10日 12時
