第133話-韓国戦- ページ37
王将《依然、2対1と試合はファイアードラゴンがリード！》
不動が、また1人で上がっていく。
チャンスウ｢必殺タクティクス、パーフェクトゾーンプレス！｣
風丸｢不動！泥の特訓を思い出すんだ！
そいつらの頭を出すパスを出すんだ！｣
不動｢うるせえ！｣
王将《おっと、ファイアードラゴン！遂に、不動からボールを奪ったァ！》
A｢はああっ！｣
涼野｢うわっ！｣
王将《だが、風月がボールを外に！》
風丸｢いい加減にしろ、不動！
パスを出せ！みんなに会わせろ！｣
不動｢俺に命令するな！俺は、出したい時に出す！｣
風丸｢勝手にしろ。｣
どんどん、不動が孤立していく。
何か…何か手はないの？
このままじゃ日本は…負ける。
円堂から、有人から、キャプテンを託された。
もうあの時みたいな思いは嫌だ。
A｢…｣
私は、拳を握りしめた。
ファイアードラゴンのスローイン。
王将《今度は不動がボールを奪い取ったァ！》
不動は、ファイアードラゴンの選手達に囲まれる。
南雲｢味方に嫌われても、敵には人気だな。｣
不動｢俺の力を認めたということだな？｣
南雲｢なんだと？｣
不動｢お前らとの遊びの時間は終わりだ。ふっ！｣
チャンスウ｢パス！？｣
王将《不動、この試合初めてのパス！
だが、風丸追いつけない！パスミスだ！》
不動｢ﾁｯ)しっかりしやがれ！｣
風丸｢今更何を！
しかも、どこに蹴ってるんだ？｣
不動｢ふっ！｣
壁山｢あっ！｣
不動｢いい加減にしろよ！｣
壁山｢あんなの追いつけないっすよ！｣
今の…いつもの壁山なら追いつけたはず…
さっきの風丸も…
A｢…そうか。｣
王将《不動のパスは、尽く通らない！》
不動｢なぜ取れない？何やってんだ！バカ共が！｣
壁山｢今のは取れるわけないっす。｣
不動｢なんだと？｣
風丸｢イナズマジャパンは、お前だけのチームじゃない！｣
A｢…｣
みんなが、不動を信じてないせいで、パスが通らないんだ。
アフロディ｢南雲！涼野！｣
南･涼｢ファイアブリザード！！｣
飛鷹｢止めてやる！うわっ！｣
立向居｢ムゲン･ザ･ハンド！あぁっ！｣
木･栗｢はあっ！うわあっ！｣
王将《イナズマジャパン、何とか守り切った！》
飛鷹｢くそっ…これ以上、かっこ悪いところは見せられねえ。鈴目達のためにも！｣
A｢…｣
王将《さぁ、ファイアードラゴン、追加点のチャンスだ！》
飛鷹｢今度こそ！｣
王将《立向居、からくもキャッチ！》
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月12日 21時
