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第76話 ページ28
円堂｢宇都宮虎丸。監督に呼ばれた1人なんだって。｣
虎丸｢初めまして。虎丸と呼んでください！｣
鬼道｢ポジションは？｣
虎丸｢キーパー以外ならどこでもOKです。皆さんとサッカー出来るなら、どこでも。はい。｣
綱海｢なぁ、円堂。
1人、どうにもノリの悪い奴がいるんだけどさ。
お前知ってるか？｣
見ると、髪をとかしながら、こっちを見ている男の子がいた。
円堂｢いや、俺も知らない。｣
円堂は、その男の子に駆け寄って行く。
円堂｢俺、円堂守。
君も響木監督に呼ばれたの？｣
｢だったら？｣
染岡｢まともに挨拶も出来ねえのか？｣
｢どうしようと、俺の勝手だろ？｣
染岡｢なんだこいつ！｣
綱海｢よせよ。｣
円堂｢名前くらいは教えてくれてもいいだろ？｣
飛鷹｢飛鷹征矢。｣
円堂｢よろしくな、飛鷹。｣
飛鷹｢あぁ、よろしく。｣
ｶﾞﾗｯ!
扉が開き、響木さんが入って来る。
響木｢みんな、揃ってるか？｣
ﾊﾞｰﾝｯ!
鬼道｢A、危ない！｣
A｢え？｣
有人がどこからか飛んできたボールを蹴り返した。
見ると、不動がいた。
A｢っ！｣
有人は、私の前に立つ。
鬼道｢不動！何の真似だ！｣
不動｢挨拶だよ、挨拶。洒落の分かんねえ奴。
久しぶりだな、Aチャン。会いたかったぜ。｣
A｢…私は、会いたくなかった。｣
不動｢ふっ、随分嫌われてんなぁ。｣
佐久間｢響木さん、まさかあいつも…｣
響木｢これで全員揃ったな。
いいか、よく聞け！
お前達は、日本代表候補の強化選手だ。｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月9日 15時
