第48話 ページ49
円堂｢昨日からずっと考えてたんだ。このメンバーでやってみたい。
みんなの気持ちが1つになれば、大きな力が生まれる。
俺達のためにあるような技じゃないか！｣
立向居｢はい！｣
A｢みんなの心が1つに…｣
鬼道｢どうしたんだ？｣
A｢ううん。何でもない。｣
私は、外を見た。
円堂｢みんな、富士山だ！｣
富士山を登っていると、巨大なUFOが見えてきた。
壁山｢な、なんすか、あれは！｣
目金｢どうして、こんなところに…｣
バスが止まり、みんな降りる。
A｢(ここに、ヒロト達が…)｣
円堂｢監督…ここが目的地なんですか？｣
瞳子｢えぇ。｣
壁山｢あれが、エイリア学園なんすか？｣
木暮｢どう見ても、UFO…｣
円堂｢みんな…行くぞ！｣
｢待て。｣
振り向くと、響木さんがいた。
円堂｢響木監督！｣
響木｢俺はこれまで、エイリア学園の謎を探っていた。
そして、やっと答えに辿り着いた。
エイリア学園の黒幕は…お前だ！｣
響木さんは、瞳子さんを指さした。
皆｢えぇ！？｣
鬼道｢監督が黒幕…？｣
響木｢そうだ、黒幕だ！｣
A｢ちょっと待ってください、響木さん！｣
円堂｢瞳子監督がエイリア学園の黒幕って、どういうことなんですか、響木監督！｣
響木｢それは、彼女が自ら明らかにするべきだろ。
円堂達をジェネシスと戦わせるのならば、全てを語る責任がある。｣
瞳子｢全ては…あの中にあるわ。｣
私達は、UFOを見上げた。
バスに乗り、中に入る。
木野｢開いた。｣
土門｢本当に関係あるみたいだな…エイリア学園と…｣
A｢…｣
私は、瞳子さんを見た。
目金｢誰もいませんね。｣
綱海｢エイリア学園っていうから、宇宙人の生徒がいっぱいいるのかと思ったぜ。｣
浦部｢どんな生徒やねん。｣
A｢…｣
ｷｷｨｰｯ!
バスが止まり、みんな降りる。
鬼道｢監督。ここは一体、なんのための施設なんですか？｣
瞳子｢吉良財閥の兵器研究施設よ。｣
鬼道｢吉良財閥？｣
壁山｢吉良って…監督の名字も吉良っすよね？｣
瞳子｢私の父の名前は、吉良星二郎。吉良財閥の総帥よ。｣
響木｢自らの作り出した兵器で、世界を支配しようと企んでいる男だ。｣
円堂｢世界を支配？｣
A｢そんな…｣
私は、信じられなかった。
お義父さんが…世界を支配しようとしているなんて。
土門｢なんか、とんでもないことに巻き込まれてないか？俺達。｣
鬼道｢兵器研究施設が、ジェネシスのホームグラウンド…｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年4月2日 12時
