孤高の反逆児なんて 〜不動明王〜 ページ4
FFI。サッカーを好きな人なら誰でも憧れる世界の舞台。
イナズマジャパンと言えば、キャプテンの円堂くんをはじめ、皆サッカーバカ。
どんな時でも諦めないのが彼らの最大の武器。
次はいよいよアジア決勝だ。
マネの私としてはそんな彼らの成長を見るのが嬉しくて、やり甲斐を感じている。
ただ、その中で、不動明王…彼は何時もグラウンドの隅で一人リフティングをしている。
「皆！休憩よ！」
「おう！」
秋の声で皆ベンチに戻ってくる。
「ねぇ、秋。不動くんって何時も一人だよね」
「え？…うん、そうだね」
「…ちょっと行ってくる」
「え！？Aちゃん！」
ドリンクとタオルを持って、私は不動くんの元へ。
「不動くん、休憩」
「あ？…んなこと分かってるっての」
「はいこれ」
私は不動くんに半ば押し付ける様にドリンクとタオルを渡した。
「いらねーよ」
「休憩しなきゃ駄目だよ、ほら」
「…ちっ」
舌打ちしながらも受け取ってくれる不動くんは、皆が言うような「自分勝手な奴」じゃないと思う。
「…何で皆と一緒に練習しないの？」
「お前には関係ねぇだろ」
「でも不動くんもイナズマジャパンの一員なんだからさ！自分から何かしないと何にも始まんないよ」
「うっせー…偉そうに。別にいいだろ？どーせ次も俺は試合に出ねぇんだからよ」
「そんなのわかんないじゃん。…えいっ」
不動くんのデコピンしやすい額にデコピンを一発。
「てめぇ、何しやがる」
「デコピン」
「…」
呆れられた←
「ま、とにかく！」
「あ？」
「不動くんも皆と一緒に練習しよ！」
「誰も俺の事信じてねぇんだから、そんなのやる意味ねーよ」
「じゃあ私が信じるから！不動くんはいい子！やれば出来る！」
思わず不動くんの頭をポンポンと撫でる。
ふっさふさ←
「！？」
「…あ、ごめん」
調子乗って不動くんの頭ナデナデはまずかった…。
「あれ？」
不動くんは何やら真っ赤になっている。
「おーい！あっきー！！」
即興のあだ名で呼ぶと、不動くんは更に赤くなった。
「…！おい…てめぇ、勝手に人の頭撫でんじゃねーよ！//変なあだ名で呼びやがって…！//」
「うん、ごめん、責任取って不動くんの練習何時でも付き合うから」
「！？そんなのいらねーよ…！//」
「本当？でも、無理はしないでね。…じゃ！」
私は秋の所に戻った。
「くそ…っ、何であんな奴にドキドキしなきゃいけねーんだよ…」
そんな不動くんの思いを知るのは、まだもう少し先。
作者より、リクエストについて&作者の自己紹介的な何か→←スノーエンジェル 〜吹雪士郎〜
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はる(プロフ) - たぬちゃんさん» リクエストありがとうございます！ 更新遅いかもしれませんが、必ず書かせていただきます！ (2017年8月2日 8時) (携帯から) (
レス) id: ecf948bed9 (このIDを非表示/違反報告)
たぬちゃん(プロフ) - はじめまして！読ませていただきました！とてもよかったです！リクエストでフィディオとアフロディーお願いします！ (2017年8月2日 0時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ねるさん» 了解ですっ (￣^￣ゞ (2017年6月28日 12時) (レス) id: d35fbe64b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで佐久間くんお願いできる？ (2017年6月26日 20時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
ねる - リクエストで海王の凪沢くんお願いできる？ (2017年6月25日 23時) (レス) id: 8d6cfc323a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年3月30日 21時
