My whole life

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いただきますページ7

さて、料理も適当に終わったことだし、食べ始めましょうか
一人暮らしが長いため、料理は得意の方だった私。時刻を見ればお昼は過ぎており、時短できるものと思い厨に向かう。冷蔵庫の中には、豚肉。戸棚にはじゃがいも、玉ねぎ、人参。それとカレー粉。これはもうカレーライスにした。
時短するために、じゃがいもと人参はあらかじめ小さく切ったあとに電子レンジを使い、豚肉、玉ねぎを炒めた後に水を入れ、沸騰するまで煮込む。電子レンジで柔らかくしたじゃがいも、人参を入れ、最後にカレー粉を入れる。これでいつもより早くカレーライスを作ることが出来た。ご飯は勿論、作る前に炊いておいた。
出来上がりと同時に大倶利伽羅が顔を出してくれて、こんのすけと一緒に食事を取ることに。
食べる前に手を合わせ「いただきます」と言えば「それはなんだ？」と聞いてきた。
「私達人間は、自分で栄養を作れないから他の植物や動物から命を貰って食べているからね…だからその命を大切にするために食べ始めるときに「いただきます」。食べ終わったら「ごちそうさま」と言っているんです。後は作物や料理を作ってくれた人達の感謝の意味でもあるんだけどね」
そう説明すれば「そうか」と納得した様子だった。
それはそうと…
「もしかして、嫌いでした？」
先程から全然口にしない。大倶利伽羅がそこに居た。
「…これはなんだ」
「カレーライスと言って私の世界にある定番のご飯です」
「…これは？」
…指差ししていたものを見るとスプーンだった…あっ、そっか
「それはスプーンと言って、お箸と同様に食べるときに使う道具です。それでカレーライスを掬って食べるんですよ」
もしかしてお箸の方が良かったですか？と聞いてみたが、どうやら刀だった彼にはお箸もスプーンも初めてのことだったらしい…
使い方がわかったのだろう。彼は私がやった通りに手を合わせ小声であるが「いただきます」と呟き、黙々とカレーを食べている。
どうやら口にはあったようだ。
その様子にほっとすると、自分の残りを食べ始めた。

食べ終わると二人で「ごちそうさま」と言う
お皿を下げようと持ち上げたところ。
「俺がやる」
と言い、自分のお皿と私のお皿を持ち厨に向かった。
「ありがとう」
お皿の洗い方を、一通りの教えた後にかけた一声に
「…ふん」
と素っ気ない態度を取った大倶利伽羅だった。

…さてさて食べ終わったことだし、そろそろ審神者の仕事でもしないとね…