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初戦 ページ39
戦闘は淡々と進めることができた。
と言うのも、みんなが私に攻撃させないように、いつもより本気で戦っているのだろう。
清光くんや安定くん(本人から下の名前でと言う指名が入ったので)が先程から堀川くんと二刀開眼しているし、
平野くん、光忠さんは会心の一撃。
同田貫さんに関してはなにもしなくても一撃で倒しているのだ。
『時々、みんなの様子を見るために画面は覗くけど…今日のみんなはいつにまして、凄すぎる…けど、初っぱなからこうだと…皆が疲れちゃうよね…』
刀に手をかけ、ゆっくりと深呼吸をしてから鞘を引いた。
いくら戦に慣れている彼等にも死角はある。今平野くんに向かっている敵脇差を彼等には気づいていない。
私はすぐさま走りだし、平野くんが切られる前に相手を切った。
ザシュッ
…手の感触が生々しく残る…
…これが…切った感触…
いや、今はそんなことを考えている余裕などない…戦いに集中しよう…
そう思い、再度握る刀に力を込めた。
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作者名：セローナ | 作成日時：2017年3月8日 0時
