My whole life

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月明かりを写す２＆作者からページ23

「えっ？…うーん…悩みごとがある刀剣達はたくさん居るし…同じようなことは言っているような…言ってないような…」

昔から思ったことを素直に伝えるので、大まかな内容以外覚えていないこともしばしば。ただ、相手を傷つけないようにとだけ気を付けてはいる為、友人関係がギクシャクしたことは幸いなかった。
ただ、覚えていないために返した答えは物凄く曖昧なものであることも確かなため、彼も呆れるのも当然のことで

「…はぁ…あんた、少しは自覚した方がいい…俺達はあんたを主だといって仕えてはいるが、それと同時に俺達は刀剣男士。付喪神であり、今は男の姿をしている…程々にしておかないとそのうちあんた…襲われるぞ」

当然釘を刺されるのだった。

「あははっ…それは怖いな～気を付けるよ…ありがとう山姥切くん」
「…なぜ、礼を言われるんだ？」
「私のこと、心配してくれたんでしょ？だから…ありがとうございます」

ぺこりとお辞儀しながら言えば彼は別に…と言った後に立ち上がってしまう。どこへいくのかと思えば
「あいつらと飲んでくる…これでいいんだろ？」
と障子に手を当てていた。

「うん、行ってらっしゃい。楽しんでおいで！」
にこやかに返せば、ふん…と鼻で笑うと部屋の中に入っていった。

これで少しは自信が持てただろうか？多少の心配があるものの、彼の周りにも世話好きの子がいるので大丈夫だろうと思った。

さて…そろそろ寝ましょうか…
月の明かりを横目に、自室へと戻ったのだった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここからは作者からなのでご興味の無い方は飛ばして下さい。

今回、大倶利伽羅オチの小説ですが、様々な刀剣達と絆を深めるシーンはいくつも作ろうと思います。それは作者は嫌いな刀剣が居ないので出来るだけ多く出してあげたいと思っているからです。
ですが刀剣達の人数や、落ち相手の大倶利伽羅との関係もあり、偏ってしまうのが現状です。
また、大倶利伽羅が今回話の都合上初期刀になっている関係でオリジナルに近づけてはいますが、初期刀ならではの馴れ合いもあるので、少し違う部分があると思います。
そこは個体差と言う意味を込めて多目に見てください。

ちなみに私もとうらぶはやっていて、審神者歴が２年と６ヶ月ぐらい。(物吉の玉集めイベントの最中でした)大和国で初期刀がまんばくん、初鍛刀(短刀)が平野くんでした。

それではこれからもMy whole lifeをよろしくお願いいたします。