No.5ヒーロー物語 ページ6
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厚「!」
_______薬研…いやA何かやったのか?
双子であるオレらは不思議な繋がりを持った。元々オレと薬研…Aは普通の刀の兄弟だった。
今は、転生して双子になった。そしたら隠しているものもより直感で分かってしまう。そこが良いようで双子の悪いところ。
乱の団子を食べようとした事もすぐバレるって訳だ。
それはさておき、Aは多分さっき凄いことをしたと思う。
ドォオオオオオオン!!!!
_____オレと同じでな。
「あ、ぁりがとうございます。」
「助かったぁ…。」
厚「怪我はねぇか?」
実は、あの大きなロボットが現れた途端あの強い奴が氷漬けにしたのは良いが、冬とは言えど太陽の熱で少し溶けてしまった。
重いロボットは前に倒れて行く。普通ならば皆逃げているが、どうやら数人氷漬けにするさいに巻き込まれて動けなかったらしい。
そこでオレが倒したって訳だ。
「はい!大丈夫です。それより…時間が…。」
厚「?」
______「はーい。そこまで。」
厚「へ?」
「す、すみません!!貴重な時間を…!!」
「俺こそ悪い!大事な試験なのに、俺達が油断してたから…。」
二人とも凄く申し訳なさそうに俺の方を見る。確かに時間は無くなった。でも、オレにとって…
厚「時間なんかどーでもいいんだよ。それよりも命の方が大事ってんだ。オレは落ちようが構わねぇ!」
??「…。」
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八百万「すみません…。私がしっかりしていれば、貴方が時間を失わずに得点を稼げたはずなのに…」
試験が終わり、外へ出る。まだ話せる八百万と一緒に行動をしているが、先程から凄く落ち込んでいる。
オレっちは、足を止めて澄んだ空を見上げた。
「いいんだ。オレっちは八百万さえ無事でいればそれで良い。“ヒーローってのは、人を助けてヒーロー”だろ?」
ニカッと、兄弟達を安心させるような笑顔を八百万に向けた。すると八百万は少し微笑んで
八百万「…貴方がヒーローなら、沢山の人が救えそうですね。」
と言った。
彼女のその綺麗な整った顔を見たオレはそっぽを向いて、「ありがとな」と小さく聞こえないように言った。
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虹16(プロフ) - 神居さん» 了解です(。ゝω・。)ゞ (2018年8月21日 21時) (レス) id: fcb9d85736 (このIDを非表示/違反報告)
神居(プロフ) - 虹16さん» あの、ぜひ石切ぱっぱと伽羅ちゃんたちとも絡ませて下さい……! (2018年8月20日 10時) (レス) id: 483d5ecd7e (このIDを非表示/違反報告)
虹16(プロフ) - 桃兎さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年8月8日 20時) (レス) id: fcb9d85736 (このIDを非表示/違反報告)
桃兎(プロフ) - 薬研がかぁいすぎてしんどいです!!更新楽しみに待ってます!! (2018年8月8日 17時) (レス) id: 050cf08f0a (このIDを非表示/違反報告)
虹16(プロフ) - 瑠璃さん» コメントありがとうございます!分かりました!私も轟くんと鶴丸と三日月が好きなので絡ませますね!そして心配まで...ありがとうございます(´˘`*) (2018年7月26日 22時) (レス) id: fcb9d85736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹16 | 作成日時:2018年7月16日 15時