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大丈夫 ページ19

バレンタイン渡さないとと思って、繋いでいた手を離した。

カバンからブラウニーを出して渡す。
『はいっ。良かったら。美味しくなかったらゴメン。滉、甘いもの控えてるの知ってたから甘さ控えめにしたんだけど。」

『すげー嬉しい。ありがとう悠。大切に食べるから。』
ニコニコ笑顔の滉。

いつの間にか20時になっていた。
『悠、そろそろ行く?心配するでしょ。お父さんとお母さん。』

ベンチから立ち上がり、歩き出そうとすると手を出してくる滉。
不思議そうな表情で滉をみると
「彼氏と彼女になったから手繋いでいい?」
頷いて滉の手をつかむとそっと握ってくれた。
自分で言い出したのに、また顔が赤くなってる滉を見て笑ったら笑うなよーと照れくさそうに言っていた。

歩きながら
「悠、大切にするから。味方は変わらないけど、今日からは1番の味方だからな。高校は離れるけど大丈夫。俺が悠から離れることはないから。大丈夫!」
笑顔でそう言ってくれた。

『でた、魔法の呪文(笑)』

「はっ?何、魔法の呪文って(笑)」

秘密ーって私が言うと、
「何だよー。教えろよー(笑)」って笑う滉。
 
『滉の笑顔と大丈夫って言葉は、私を強くさせてくれる魔法の呪文なんだ(笑)』

「そっか。じゃあ、これからは悠が強くなれるようにいっぱい呪文かけるわ(笑)あっ、でも強くなりすぎたら困るからたまににしようかな(爆笑)」
2人で大笑いしてたら、家に着いた。

「悠、朝、一緒に行ける時は一緒に学校行かない?俺、迎えいくから。放課後は、ほとんど一緒にいれないしさ。」

『うん。じゃあ、半分ずつにしよう。私が滉を迎えに行く日と半分ずつ。それならいいよ。滉だけ頑張るのは嫌だ。私も滉のこと大切にしたいから。」

「わかった。ありがとう。じゃあ、明日は俺が迎えに行くから。じゃあ、また明日な。」
繋がれていた手を離されると急に寂しくなった。

「悠、悲しそうな顔してたら俺帰れないんだけど(笑)」

滉は笑って、じゃあ魔法の呪文使おうかなーと言うと私も自然に笑顔に。

「また、明日。寒いから風邪ひくなよー。バイバイ。」

この日のことは一生忘れない。

愛しい→←彼女



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作品ジャンル:恋愛
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ありさ(プロフ) - すみれさんはじめまして。作品読ませて頂きました!すごくほっこりできて一気に世界観に引きこまれました☺︎よろしければ続きのパスワードを教えていただきたいです。 (4月13日 19時) (レス) @page50 id: 95980270be (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - とても素敵な作品をありがとうございます!続きを読みたいのでメッセージ送らせていただきました。 (2月21日 21時) (レス) @page50 id: d4b646e599 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - まる 。さん» メッセージを送らせて頂きました。ご確認お願いします。 (2月20日 21時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
まる 。(プロフ) - はじめまして!コメント失礼いたします。とても楽しく読ませていただき、ぜひとも続きを読みたいため、よろしければパスワードお伺いしたいです。 (2月20日 16時) (レス) id: 12f8865480 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - Unaさん» メッセージを送らせていただきました。ご確認お願いします。 (2月18日 16時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ | 作成日時:2023年2月10日 10時

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