告白 ページ14
高校合格後、放課後私は部活に顔を出して
後輩達と一緒に再び練習を始めた。
たまに、チームの練習がオフな滉に勉強教えてと言われ
放課後に教室で一緒に勉強したり。
県立高校の入試は、バレンタインの日。
入試前日、滉に「悠、今日部活行く？」と
声をかけられた。
『どうしたの？』
「部活行かないなら、久しぶりに一緒に帰れるかな
と思って。でも、全然悠の予定重視で。」
滉がそんなこと言ってくるのめずらしい。
何かあるのかな。
『大丈夫だよ。
部活は自由参加だから。久しぶりに一緒に帰ろう。』
教室を出て、2人で歩く。
滉はすっかり私を見下ろすくらいまで
身長が伸びていた。
2人で歩いていると
1年の時同じクラスだった佐々木駿に
「悠。ごめん。ちょっと今いい？」と話しかけられて。
私が答える前に滉が
「悠、俺教室でちょっと勉強して待ってるよ。
行って来な。」
と声をかけてくれた。
駿は、1年の時同じクラスで、バスケ部に所属している。
バレー部とバスケ部は隣り合って部活をしていることもあって話す機会も多かった。
駿は、バスケが上手くて面白くて、身長も高くて、頭も良くて、欠点がほとんどない。
私の数少ない男友だちの1人だった。
滉もモテるけど、駿も滉に負けないくらいモテてるっていう噂を聞いたことがある。
確かにイケメンだもんね。
人のいない教室に入ると
「ゴメン。いきなり、、、。
そうだ！悠、高校合格おめでとう。
俺も合格したから、４月からもよろしくな。」
『大丈夫だよ。ありがとう！駿もおめでとう！
本当によろしくね。』
「、、、。
悠、滉と付き合ってる？」
『えっ⁈付き合ってないよ。なんで？』
「そっか、じゃあ俺にもまだチャンスあるのかな。
俺、悠が好きだよ。付き合って欲しい。
大切にするよ。
返事はまだいいから。よかったら考えてもらえたら
嬉しい。 」
『ありがとう。わかった。考えるね。」
「こっちこそ、ありがとう。速攻ふられると
思ったから考えてもらえるだけで嬉しいよ(笑)
滉、待ってるよな。
今日はありがとな。またなー。」
駿は笑って教室を出て行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありさ(プロフ) - すみれさんはじめまして。作品読ませて頂きました！すごくほっこりできて一気に世界観に引きこまれました☺︎よろしければ続きのパスワードを教えていただきたいです。 (4月13日 19時) (
レス) @page50 id: 95980270be (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - とても素敵な作品をありがとうございます！続きを読みたいのでメッセージ送らせていただきました。 (2月21日 21時) (レス) @page50 id: d4b646e599 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - まる 。さん» メッセージを送らせて頂きました。ご確認お願いします。 (2月20日 21時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
まる 。(プロフ) - はじめまして！コメント失礼いたします。とても楽しく読ませていただき、ぜひとも続きを読みたいため、よろしければパスワードお伺いしたいです。 (2月20日 16時) (レス) id: 12f8865480 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - Unaさん» メッセージを送らせていただきました。ご確認お願いします。 (2月18日 16時) (レス) id: e1f9dffb10 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2023年2月10日 10時
