参拾伍ノ型 ページ37
貴「貴方達が頑張ってくれたおかげで、炭治郎と禰豆子はこのくらいの怪我で済んだのね……これからもこの子達をよろしく頼むわ」
私は微笑む
我「は、はぁぃ…」
ーーータラッーーー
黄色い頭の男の子ーー善逸君は 鼻血を垂らしてニヤニヤと笑っている
イノシシ頭の男の子ーー伊之助君は何故か固まっていた
貴「…良かったわ……炭治郎には守るべき仲間がちゃんといるのね」
私は炭治郎を見つめた
炭「うん！……お姉ちゃんは？」
貴「…そうね……」
言葉が続かない
ーーー家族よーーー
もっと前ならちゃんとそう応えただろう
けれど、それは守る事が出来なかった
私の守りたいものって何？
炭「…お姉ちゃん？」
炭治郎が不安げに私を見つめる
そして答えたのだ
炭「…俺はお姉ちゃんも守るよ」
何も守れなかった私に…
いや、違う…
守れなかったものを数えても仕方がない
今…私が守りたいもの
貴「…私は ここにあるモノの守るわ……炭治郎も禰豆子も……もちろん、炭治郎の仲間も」
私は微笑んだ
炭治郎も禰豆子も嬉しそうに微笑んだ
胡「…あれ？ Aさん、来ていたんですね！」
貴「っ！ しのぶさん！ 弟達の回復と鍛錬……本当に感謝です！」
私が炭治郎の部屋を出て しばらく歩いていた時、目の前にしのぶさんとカナヲがいた
胡「良いんですよ！ それくらい……結構な怪我でしたから……」
貴「流石、しのぶさんですね……医療のことも藤の毒の事も…柱としても尊敬ですよ」
私としのぶさんは仲が良い
よく甘味屋とか言ったりしていた
ーーーグンッーーー
だから……
カ「…か、竈門師範ッ！……また、、」
貴「……ふふ、どうしたの？ カナヲ」
カナヲとも仲が良かった
しのぶさんが忙しい時は 私の任務に連れて行って教えてあげたり、鍛錬をつけてあげたりしていた
カ「…また、鍛錬……つけて下さい！」
カナヲは コインで人と話すか話さないか決める
けれど、何故か 私には心を開いてくれた
しのぶさんがよく言っていた
『……Aさんは、、姉さんにしているわ』
胡蝶 かなえ
しのぶさんの姉だった
もう結構前に上限との戦いで死んでしまっけれど
だからか、カナヲが心を開いてくれたのは……
貴「そうですね、今度また一緒に任務に行きましょう……沢山、教えてあげるよ」
私は微笑んだ
ーーーこの笑顔が似ている
しのぶは確かにそう思った
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みお(プロフ) - 鱗滝さんの字が違ってますよ！ (2019年10月4日 2時) (
レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あいうえおさん、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなりすいません(T ^ T) (2019年9月14日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「鱗滝」ですよ。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あやさん、コメントありがとうございます！更新が遅くなるかも知れませんがこれからも宜しくお願いします！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 757b33d380 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ最高に面白いです！！！応援してます！！！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作成日時：2019年4月24日 0時
