【銀魂】最強の二人組

過去編1……（名前）side ページ19

ーーこれは、Aと空夜が引き離される前のお話ーー





子供1『うわっー！化け物兄弟が来たぞぅ‼』

子供2『やめろよっ殺されるぜ！あははっ』

子供3『マジきもいよな…あの眼。てか、汚ねえし！』

子供達『出てけぇっ‼化け物兄弟っ‼あはははは…。』

子供達は、いつもある兄弟を 冷やかしていた。

ーーガンッーー
子供の一人が女の子の方に石を投げる。
そして、、

ーーガンッガンッーー

一斉に他の子供達も石を投げた。

少女『お兄ちゃん…痛いよぅ……。』

少女は少年にしがみつく。

少年『大丈夫だよ、A。兄ちゃんがついてるから、無視しな…。』

少年は少女の頭を優しく撫でた。


そう…。
この話の少女はーー私ーー
そして、少年はーー空夜ーー

これは、私達兄妹の忌々しき過去の話。


〜町外れの一軒家〜




貴『お兄ちゃん…。なんで私達が化け物扱いされないと、、いけないのっ⁉』

兄『A…。』

貴『私達がっ何をしたっていうんだよぅっ‼』

兄『A。俺達は、違うんだよ？彼奴らとは…違うんだっ！ わかって？A…。』

お兄ちゃんは、真剣に言った。

わかってるっっ、わかってるんだ 私だって…。それでも、悔しかった。汚いって言われて、きもいって言われて…。

私達が 望んだわけじゃないのにっ‼


兄『我慢しよう…？ 今 我慢したら、きっと 俺達が大きくなったら、皆 分かってくれるよ。…だから、我慢するんだ。』

ーーギュッーー

お兄ちゃんは 私を抱きしめて言った。
お兄ちゃんから香る匂いは、私を安心させてくれる。お兄ちゃんが、大丈夫だよって言ったら 私も大丈夫だって思ってしまう。


貴『……うん。』



その日 私達は 眠りについた。

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