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神威にとっての強さ ページ13

ーーーー。



神威『…ふーん。殺りあってみたいなぁ。君のーーお兄ちゃんーーと、、』

あははっと神威は笑ってそう言った。


ーーゾクッーー

その笑顔からは、殺気と獲物を見つけた獣のようなものを 感じた。


神威『それに その女も殺りあってみたいな♪ ……俺、強い女は大歓迎さ…。』

神威が何を思っているのか、読み取れない。…ただ ーー強い奴と殺りあいたいーーそんな思いが 痛いほど伝わってくる。


貴『神威にとっての強さって何だ?』

ふと 私は神威に聞いた。


神威『俺にとっての強さ……それはーー最強ーーになることかな♪ ……俺は そのために全てを捨ててきた。 ーー家族でさえも。』

俺は 最強になるために 色んな強い奴らと殺りあってきたんだ。 と 不敵に 笑いながら言った。


貴『そっか……。ーー最強ーーかぁ。』

かつて、私が油断し 甘えてきたその言葉。
最悪な言葉だと思っていたが、

なぜか 神威が言ったその言葉は


とても、かっこよく聞こえた。

私の感じていた 言葉だと思えなかった。

神威『はははっ。ちょっと ビビっちゃった?……強くなるために 家族を捨てたなんてさ。』


貴『別に…そんな事思わねぇよ。 だって、家族を捨ててまでも 強くなりたかったんだろ? 弱い自分を 認めたく、、なかったんだろ?………いんじゃねぇの? それが、神威にとっての強さなんだから…。と私は思う。』


なんて、語ってるけど……神威が今の私とかぶって仕方がなかった。
ーー守るためーーそんな言い訳を口には出して、本当は 弱い自分を認めたくなかった…。だから、誰にも負けないくらい強くなろうって 自分の力に支配されるんじゃなくて、自分自身が力を支配出来るように……。

本当の強さを知りたい。


神威『…そんな事 言われたの初めてだヨ。やっぱり、Aは、変わってるネ♪』


貴『変わってる?私が?…いや、普通だろ。それに 神威の方が、変わってるよ!あははははっ』


私は 笑った。久しぶりに…笑えた気がした。


神威は、そんな私を見て、少し目を開いた後、また、あのはりつけたような笑顔になった。

副団長?団長補佐?→←過去は変わらない



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設定タグ:逆ハー , 銀魂   
作品ジャンル:恋愛
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イナビカリ(プロフ) - 坂本雪奈さん ご指摘ありがとうございます! (2018年12月5日 20時) (レス) id: fb4eedb2d0 (このIDを非表示/違反報告)
坂本雪奈(プロフ) - 設定にのところで銀魂と同じ師となってます! (2018年12月5日 7時) (レス) id: 0d84f3c92e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イナビカリ | 作成日時:2018年2月22日 1時

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