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62.小鳥(未來side) ページ16
次の授業の準備をしていると、窓から何かが飛び込んできた。
「何これ…小鳥？」
それは星のように輝きながら、まっすぐボクの方へやってくると、何処かへ誘うように、前髪を引っ張った。
「来いって言ってるの…？」
恐る恐る立ち上がり、教室を出た。
廊下を進み、階段を降り、靴を履いて、雨の降る校庭へと向かう。
「あれ？」
見慣れた小さな2人の姿。
「鈴、錬？」
「未來姉！」
「あ、未來ちゃん来た」
よく見ると、烏小隊の人達も居た。
「極楽鳥、ありがとう」
金色の小鳥は仁花さんのところへ飛んでいくと、かき消すように消えてしまった。
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