幼馴染みと先輩と。【紫赤】

〜体育祭�〜○ ページ35

えー、皆さん!６まで続いた体育祭編も、今回で最後です！ 最後はなーくん、いっちゃって↑ーー！
………………………………………
Aside


さぁ、最後はななもり先輩！


やっぱ先輩はかっこいいと思う。うん。


もう、応援いらないくらい。


でもでも！応援は必要！応援は大事！


だから、


先輩!頑張れー!


あっ、これ、心の中です…


ﾓﾌﾞ「先輩、そろそろ…」


『あっ、はい。すいません。』


ﾓﾌﾞ「いえいえ！もう、先輩の好きなタイミングで！」


『いや！今です！やります！』


【『次は、３年生のクラス対向リレーです。』】


ヤバいヤバい！


心のなかで先輩応援してたら１年生に注意されちゃった！


先輩なんだから、しっかりしないと！


莉「A！なーくん勝つかな？３年ってレベル高いよね…」


莉犬くんは心配なんだ。


さては、先輩の本気を知らないな！？


『大丈夫だよ。莉犬くん！先輩、めっちゃ速いから。』


莉「へ〜！じゃあなーくん、俺期待しちゃう！」


わわっ！


先輩！僕達期待してますよ！


かましちゃってください！先輩！


ﾊﾟｧﾝ!


この音、本日何回目…?


『ねぇ、莉犬くん。先輩、何走目か知ってる？』


莉「あー、アンカーの前って言ってたよ！」


ーアンカーの前の前ー(急に飛ばすなとか言わないで)


今先輩のクラスは１位！そのまま突っ走れー！


莉「あーでも後ろ速い！大丈夫かな…」


『頑張れー！』


あっ！先輩にバトンが渡った！


『…すごい…！』


もう、ほんとにすごい！！！


もうちょっとで追いつかれそうなぐらい近かったのに、先輩に渡った瞬間ぐんぐん間を伸ばしていく。


莉「ほんと、Aの言った通り。なーくんすごいや！」


その後アンカーの人がゴール。


先輩のクラスは１位で終わった。



汗と涙で終わった体育祭は、たくさんの人の歓声と笑顔で包まれていった。




　



　 ＿校庭を照りつける、太陽に照らされて＿

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