４決行してしまった ページ4
「お！A。いたいた〜。」
「A、随分遅かったな。」
「A〜オレ様もう帰りたいんだゾ〜。」
上から発言者を特定すると、
ハートのフェイスペイントが特徴的な青年、エース・トラッポラ
スペードのフェイスペイントが特徴的な青年、デュース・スペード
グレーの毛に耳の青い炎が特徴的な魔獣、グリムだ。
エースとデュースは監督生のマブダチであったが、トラブルメーカーでもあった。また、相棒のグリムもトラブルメイカーで、かなりの頻度でトラブルをお持ち帰りしてくる。
監督生も楽しんで巻き込まれている感は否めなかったがそれでも、いっつも問題を持って来られてはおざなりに扱われ若干ストレスも溜まっていた。
「ごめん…ちょっと話してたら遅くなっちゃって…。」
監督生はヘラリと力なく笑ってそう言った。
すると、エースは怪訝そうな表情を落とす。
「A、何かあった？」
「え！？あ…大丈夫。何もないよ。」
エースが監督生の顔を覗き込むと監督生は慌てて顔を逸らした。
…うん。何かあったぽいのがしつこいほどに伝わる素振りだ。
「？エース、Aがどうかしたのか？」
「そうなんだゾ〜？」
後ろからデュースとグリムが近づいてくる。
＿ここは…
監督生は心の中でニヤリと笑うと、
「大丈夫だよ！もー、エース！考えすぎだよ！放課後寄り道して帰ろうよ！」
と変に大きな声を張り上げてそう言った。
流石のデュースも異変に気が付いたのか、首を傾げている。
「ふなぁ〜オレ様腹減ったんだゾ〜。」
「…あ！今日、トレイ先輩がブルーベリータルト作るって言ってたぜ！」
「エース！ほんとか！？ならA、オレ様食べたいんだゾ！」
エースがぼそりと呟くと、グリムが目を輝かせて監督生を見る。
「じゃあ、摘まみ食いさせてもらいに行こっか。」
「やったー！」
と、言うわけで３人と１匹がやってきたのは【調理室】。
「「トレイせんぱーい。」」
「クローバー先輩。」
「トレイー！」
各々がトレイを呼びながらひょっこり顔を出した。
「お！問題生カルテットじゃないか。」
トレイは顔ぶれを見てはははと笑う。
どうやら何で来たのか察したようだ。
「ブルーベリータルトを分けてやりたいんだが…ブルベリーが足りなくてな。植物園にまだあるから取ってきてくれたら良いぞ。」
「あ、じゃあ私が行ってきます。」
「それなら僕も一緒に行こう。」
監督生とデュースは【植物園】に向け足を踏み出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1099人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬 - あ、あのぉ。ぞ、続編ってどうしたら見れますかねぇ.....?芋けんぴ様さえよければパスワードを教えてもらいたいのですが... (11月4日 21時) (
レス) @page42 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めまして！とても楽しく読ませて頂きました、素敵な作品をありがとうございます！ 続編？も読みたいのですが…公開はする予定はありますか？とても気になります… (2023年2月2日 8時) (レス) @page42 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 美南さん» 美南様、コメントおよびご指摘ありがとうございます。文字数の都合上、「この世の終わり」と表現させていただきました！！そうですね…皆様の涙腺を破壊してしまったみたいで…反省してます…。ティッシュ贈呈でどうでしょう？笑 (2021年8月11日 9時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - まあゆひやさん» まあゆひや様、コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまい申し訳ありませんでした…。独白、読んでくださりありがとうございました！ (2021年8月11日 9時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» のりまーす！！のりますよ？？ (2021年8月11日 9時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年3月3日 0時
