4 ページ4
・神宮寺寂雷の場合
「隣失礼しますね〜。」
長い髪をまとめて入っていた寂雷のシルエットを見て女性と勘違いした少女は、普通に寂雷の元へ近づきお湯に浸かる。
「おや?Aさん?」
「え、寂雷さん?」
お互い顔を合わせたままキョトンとしてしまう。
「成程。ここは混浴のようだ。私が先に戻るからその後にAさんも戻りなさい。」
「私が戻りますよ!寂雷さんはそのまま露天風呂を満喫してください!」
寂雷は気を遣う少女の口元に人差し指を置き、目を合わせ、
「君は女性だ。これ以上男の人に無防備な姿を見せるべきでは無いよ。…私でも、ね?」
そう言って寂雷が先に男湯へ戻っていった。
結果:寂雷さんが大人過ぎて惚れる。
「…流石に驚きましたね。」
大人の余裕を見せつけた寂雷さんでした。
・伊弉冉一二三の場合
「ひぃっ!お、女の人!!」
一二三は少女のシルエットを見て女性ということだけを認識し、震えてしまっていた。
お風呂と言う場で無防備なのは何も女性だけでない。男性だって無防備だ。
一二三はあまりの恐怖に、過呼吸になってしまう。
「一二三さん?…一二三さん!」
様子のおかしい一二三に気が付いた少女が一二三に駆け寄り、
「落ち着いてください!私です!Aです!」
「Aちゃ…ひゅっ…ふー」
少女は一二三の頬を掴み存在を認識させた後、呼吸を合わせて一二三を正常に戻す。
「ふぅ、良かったぁ。ここ混浴みたいなので一二三さん戻ってください。」
少女は一二三の頬を撫でながら微笑む。
一二三は少女の言葉に甘え、先に男湯へ戻っていった。
結果:ウフフな展開どころじゃない。
「また助けられてしまった。」
早く克服したいと思う一二三でした。
・観音坂独歩の場合
「え?独歩さん?」
「あ、れ?…A?…A!?」
少女の無防備な姿をその目に捉えた瞬間、独歩はどんどん顔色が悪くなっていく。
そして、
「申し訳ありません!」
華麗なる土下座を決めた。
タオル姿の土下座は本当に究極だと思う。
「ちょ、独歩さん!?あの、大丈夫で…」
「あぁぁ。こんなのダメだ。セクハラだ。犯罪だ。俺はこれからどうやって生きていけば…あ、そうだ。自首しよう…あぁ、俺はいつも人を不快にするんだ。俺は俺は俺は…」
「独歩さん!!」
それから怒涛のネガティブラッシュ。
なだめるのに一時間かかったとか。
結果:究極の土下座を見せた独歩。
「自首してこよう。」
頼むから早まらないで欲しい。
912人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きな粉もち - いもけんぴさん» ご返信ありがとうございます。楽しみに待っています! (2022年10月29日 18時) (レス) id: 7285b7d776 (このIDを非表示/違反報告)
いもけんぴ(プロフ) - きな粉もちさん» きな粉もち様、コメントありがとうございます。いずれ、全体公開を考えているため、もう少しお待ちいただけますと幸いです。申し訳ありません。 (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
いもけんぴ(プロフ) - くりゅさん» くりゅ様、コメントありがとうございます。いずれ、全体公開を考えているため、もう少しお待ちいただけますと幸いです。申し訳ありません。 (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
いもけんぴ(プロフ) - れんさん» れん様、コメントありがとうございます。いずれ、全体公開を考えているため、もう少しお待ちいただけますと幸いです。申し訳ありません。 (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 人間洗浄機シリーズ、いつも楽しませていただいております!8以降のパスワードを教えていただけないでしょうか? (2022年10月26日 16時) (レス) @page47 id: 7285b7d776 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:芋けんぴ | 作成日時:2021年1月17日 19時