日常239 大掃除 ページ27
＿ギャー！
＿うわー！
あれから何件の場所を＜掃除＞しただろうか。
左馬刻の情報通りの場所に行くと、そこには指名手配犯がいるわいるわ。
これじゃあ、ただのシンジュクの大掃除だ。
「し、知らないんだ！本当に！うわっ蟒蛇は来ていない！」
さて、今回３件目の場所で、とある男はビリヤード台の上で震えていた。
涙目の視線の先には＿
「・・・。」
黙ってビリヤードの棒をかまえ、マイクを握る寂雷の姿が。
「ねぇ、独歩さん。」
「言うな。」
「色気が凄いですよ。…だってあれ、玉打ったらあの男の息子にちょくｇ…んぐぅ。」
独歩はだまって少女の口を手で塞ぐ。
観音坂独歩、乙女の下ネタはNGだ。
「だから言うなって。」
「先生も隅に置けないな。あの色気では僕も�癸韻虜造�危ういよ。」
その姿は少女たちが遠目に見ても、大人顔負けの色気増増だった。
しかし、それは部外者だからこそ言えること。
「さっきの事は、絶対に伝えるんで！！勘弁してください！」
少女たちがくだらないお喋りをしてる間も、男はただただ震えながら命乞いをしていた。
寂雷はじっと男の目を見る。
そして、ふわりと笑い、
「嘘では無いようですね。」
かまえを解いて、男を解放する。
男はようやく緊張が解けて、息を吸い込んだ。
＿ウーウー
すると、外からサイレンの音が聞こえる。
「寂雷さん。」
「えぇ、行きましょう。では、伝言を頼みます。」
少女に呼ばれて寂雷は出口へと歩き出した。
「全員動くな！！」
寂雷が出て行って数秒後。
入れ違いの様に警察官が入って来た。
「床に手をふせ…っ！はぁ？」
入って来た警察は、中の惨劇を見て言葉を失う。
捕えに来た麻天狼がおらず、代わりに指名手配犯が全員倒されていたのだ。
「…またかよ。全員指名手配犯だ。」
「今晩だけで３件目ですね。」
警察官は頭を抱える。
「…寂雷を見たって話があるが。奴らの仕業か？」
「だとしたら、先生、事件解決しすぎ。」
1人のベテラン警察官の憶測に、もう1人の新人警察官は両手を上げながらぼやいた。
シンジュクのとある神社。
寂雷の車はそこで止まった。
「では、ここで降りましょうか。」
「え？先生、ここで…ですか？」
何も無さそうな神社で止まるものだから、独歩は驚いたような表情を見せる。
「えぇ。降りてから説明しましょう。」
「あ、いや！別に先生を疑っているわけでは！」
「ふふ、わかっているよ。さぁ、降りようか。」
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きな粉もち - いもけんぴさん» ご返信ありがとうございます。楽しみに待っています！ (2022年10月29日 18時) (
レス) id: 7285b7d776 (このIDを非表示/違反報告)
いもけんぴ(プロフ) - きな粉もちさん» きな粉もち様、コメントありがとうございます。いずれ、全体公開を考えているため、もう少しお待ちいただけますと幸いです。申し訳ありません。 (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
いもけんぴ(プロフ) - くりゅさん» くりゅ様、コメントありがとうございます。いずれ、全体公開を考えているため、もう少しお待ちいただけますと幸いです。申し訳ありません。 (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
いもけんぴ(プロフ) - れんさん» れん様、コメントありがとうございます。いずれ、全体公開を考えているため、もう少しお待ちいただけますと幸いです。申し訳ありません。 (2022年10月27日 16時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - 人間洗浄機シリーズ、いつも楽しませていただいております！８以降のパスワードを教えていただけないでしょうか？ (2022年10月26日 16時) (レス) @page47 id: 7285b7d776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月17日 19時
