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出張先のホテル ページ19

内容
出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。
ビビりな俺はカ゛クフ゛ルでその夜ベッドに入った。

案の定深夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。
もうドアを見るのも怖くて
ひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐチェックアウトした。

出張から帰って同僚にノックの話をすると
「やっぱり出たか」とこんな話をしてくれた。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。

ああよかった、ドアを開けていたら
今頃どうなっていたことか。


考察
出るぞーって言われたホテルになんか泊まりたくはないもの。しかし仕事だから仕方ない・・・
そしてやっぱりノックの音が・・・出張から帰って同僚に話すと「やっぱり出たか」と言われちゃう始末。
その後の同僚の話を注意深く読んで新たな恐怖を見つけてみよう。答えは下。







答え
同僚はこう言っている。以前火事になった際、逃げ遅れた人は運悪く部屋の中に閉じ込められた・・・と。
それを聞いた俺はドアを開けなくてよかったと思った。しかし、よく考えてみると・・・
部屋に閉じ込められたということは、部屋の内側からドアを叩いていたのではないのだろうか・・・
俺のいた部屋から「ドンッドン!」と叩いていたのではないだろうか?

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作者名:科也

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