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その時の神威の顔を思い出して
額を手のひらで覆う
車は既に自宅マンションの駐車場の入口に来ていた
『着きましたぞ、晋助殿』
『あァ、ご苦労』
それじゃあお休み、と武市は軽く頭を下げる
髪を掻き上げて
最上階まで行けるエレベーターに乗り込んだ
ガラス窓から見る景色はいつもと変わらず
上に上がるにつれ、明かりは地上の星のように見える
最上階ともなると、周りのどの建物よりも高く
ここにはAと二人きりのように思えてしまうのだ
鍵を開ければ、彼女がいる
最初の方こそらしくもなく、不安になっていた
怖かったのだ
俺が家に帰っても
アイツは、いないんじゃないかって
しかしAは一日も欠かさずに
俺を、この家で待っていてくれた
当たり前だと思っちゃいねェ
特別なことだと感じている
だがそれを伝えられないのは
逃げてもいいと、心のどこかで思っているからだ
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ハル(プロフ) - あーむさん» 初コメありがとうございます!続編でも応援して頂けると嬉しいです!勉強頑張ってください! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» 忘れてました!ありがとうございます!付け加えておきます (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - あるばかさん» 嬉しい!!初めて私がコメントしたのも、そんな感じの直球なファンです!というもので、懐かしく感じました(^^)どうもありがとうございます (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ゆず子さん» ありがとうございます!これからも読み続けて頂けると嬉しいです!そして、子育て頑張ってください! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 彩彌さん» わざわざ答えていただき、ありがとうございます!!使わせいただきますね!! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年1月10日 20時