【銀魂】ただいま、愛くるしい人よ

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『お泊り会なんて懐かしいな！！』




はしゃぎながら、桂さんは客室の布団を軽く叩く




結局、二人は泊まっていくことになった





『高杉は夜中のトイレについて行ってくれなかった薄情者だったけどな』




『いつの話をしてんだ』




面倒くさそうにため息をついて


晋助さんは部屋を出ていこうとする





『高杉とAさんはいつも一緒に寝ているのか？』




『え？！


いえ、別々です……』





ついこの間のことを思い出して


熱いものが込み上げてくる




それを悟られまいと平然と笑ってみせた






『高杉は奥手だからな……


しかし夫婦なのだからもっと『早く寝ろ』




行くぞ、と私に声をかける



桂さんにお休みなさいと交わし


私もリビングへと戻った






『……わりィな、今日は』




『いえ、楽しかったです』




こんなに人と話したのは久しぶりだと


思い出すように笑いが零れる




『そうか』




彼も悪くないとでも言うように口角を上げて


残っていたグラスの水を飲み干した






『なァ、一緒に……』

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