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インターフォンが鳴るが
それに応答したのは私でも、晋助さんでもなく
お客さんの坂本さんだった
『ヅラ!
早く来るき!
えーっと、ここを押して……』
ロックを解除するボタンを押した彼は
満足気に頷いている
ヅラさんが近づいていることが分かり
心臓が張り裂けそうになった
どんな顔で、彼女に会えばいい
でもどうして、晋助さんは何食わぬ顔をしているのだろう
バレるとは思ってないのだろうか
モヤモヤした気持ちのまま、玄関のインターフォンが鳴る
私が開けます、と一歩踏み出した
『い、いらっしゃい……』
『どうもこんばんは』
にかっと笑う彼女は
私に手土産の入った紙袋を渡した
『Aさんのことは知っているし、結婚式にも行ったが
こうして話すのは初めてだな……
俺は桂小太郎』
どうぞよろしく、と私に手を差し出す
『かつら……こたろう……?』
俺?
おと、こ……?
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ハル(プロフ) - あーむさん» 初コメありがとうございます!続編でも応援して頂けると嬉しいです!勉強頑張ってください! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» 忘れてました!ありがとうございます!付け加えておきます (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - あるばかさん» 嬉しい!!初めて私がコメントしたのも、そんな感じの直球なファンです!というもので、懐かしく感じました(^^)どうもありがとうございます (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ゆず子さん» ありがとうございます!これからも読み続けて頂けると嬉しいです!そして、子育て頑張ってください! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 彩彌さん» わざわざ答えていただき、ありがとうございます!!使わせいただきますね!! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年1月10日 20時