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守るということ ページ48
22年前の2月2日、爺ちゃんによく似た男の子が生まれた。
あいつが、大狐様に認められたのもその時、
そこで大狐は、言ったんだ
「この人の子は、25でわしがもらうぞ」ってな。
母さんは、必死にどうかこの子を助けてくだされって言い続けてた。
爺ちゃんは、わしの父もそうして死んだ。それが定めだ。と言ってたと思う
俺は、怖くて何も言わなかった。それ以来俺たちには大狐は、見えなくなっちまった。
ただ、お前らの主を除いてな
それからあいつは、病気持ちになって長期入院も何回かした
でも、あいつは諦めなかったんだ。
でもますますそんなところを大狐は気に入ってただろうな
生贄が必要な時代なんて終わったのにな
あの裏山はな、実は大狐の神域なんだ。
今回、お前らに取られるとでも思ったのか大狐様が、あいつを隠す気がしてならないんだ。
『だから、頼もうあいつのことを守って欲しい、それはお前らにしかできないんだ。守るということを俺はできなかったから、』
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作者名:夜月 | 作成日時:2017年2月16日 22時