桐皇学園にやってきた転校生〜番外編〜学園祭へようこそ

学園祭番外編からの番外編!? ページ44

A｢痛ｯ…そうか…階段から落ちたのか…今日は厄日か…｣

花宮｢う…｣

A｢おい…しっかりしろ…チッ…まだ頭がクラクラして視界が…｣

花宮｢痛…たた。頭…痛い…体は平気そうだけど…｣

A｢お前…離せ…なんで俺を抱きしめてんだよ…バァカ｣

花宮｢…何言って…ん…の…｣

Aは目の前で頭を押さえている自分の姿を見て硬直する

A｢てぇめ…何見てやがる(怒)…だいたいお前が暴れるか…ら…｣

花宮もまた目の前で硬直する自分の姿を見て目を見開く

花宮｢私…がもう一人…いる｣
A｢俺…がもう一人!?｣

二人は自分の体を恐る恐る触る

花宮｢嘘…なにこれ…｣
A｢どういう事だ…ウソだろ…マジかよ…｣

花宮･A｢｢入れ替わってるー!!!?｣｣

花宮｢じょ、冗談じゃない…こんなアニメみたいな事…ある訳ないじゃない!!｣

A｢そ、そうだよな…｣

二人は走って病院の鏡の前に立つ

A｢冗談…だろ…｣
花宮｢何よ…この眉毛ーーー!!｣

A｢問題はそこじゃねぇだろ!!バァカ!!｣

花宮｢生きてけない生きてけない…こんな眉毛で生きてけない…｣

Aと花宮は階段から落ちた時に…中身が入れ替わっていたのだ

花宮｢こんな眉毛…眉毛…無理…こんななら影薄くて胸無くても良かった…｣

A｢てめぇは眉毛以外の問題には関心ゼロなのか(怒)!!｣

花宮｢だって…だってぇ…グスｯ…グスッ…(泣)｣
A｢俺の体でビービー泣くなバァカ!!｣

怒鳴りながらAは花宮の頭を撫でる

A｢泣いてても仕方ねぇ。元に戻す方法考えるぞ｣

花宮｢無ー理ー!!ちょっと私の手で撫でないでよぉゲス眉毛が感染っちゃう(泣)｣

A｢ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!(怒)｣

花宮｢どうしよう…ずっとこのままだったら…｣
A｢んなわけねぇだろバァカ｣

花宮｢バカはどっちよ!!(怒)｣
A｢とりあえず…｣
Aは立ち上がる

A｢まぁ一般的にだがこういうのは、もう一度…｣

花宮｢…同じように階段から落ちるとか辞めてよね!!アニメでも大体1回目は何回試しても戻らないってルールがあるのよ!!｣

A｢じゃあ雷にでも撃たれて…｣
花宮｢アニメじゃないから死ぬから普通に!!｣

２人は溜息を吐く

A｢お前の携帯電話よこせ｣

花宮｢はぁ!?なんでよ!!嫌だよ!!｣

A｢バァカ…今は、そっちが俺の携帯なんだよ｣

花宮｢あ…そか｣

２人は携帯を交換する

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