桐皇学園にやってきた転校生〜番外編〜学園祭へようこそ

ゲス ページ42

病室を出たAは青峰を置き走り出す

青峰｢お、オイ!!Aてめぇどこ行くんだ!!｣

A｢ごめんね!!ちょっと用事思い出したの!!だから先にお好み焼きやさん行ってて!!｣

A(そんな訳…無い…でも…あの綿あめ…)

Aは病院の階段の手前で降りて行こうとしていた“彼”の後ろ姿を見つけた

A｢待って!!眉毛ゲス!!!!｣

花宮｢て、てめぇ誰が眉毛ゲスだバカ!!｣

振り返る花宮はフルフルと震えて怒鳴る

A｢ここは病院ですから静かにしてよね｣

花宮｢てめぇが最初にデけぇ声出して呼び止めたんだろうがぁクソがぁ!!｣

A｢私は眉毛ゲスを呼び止めただけです…自覚あるのね(笑)｣

花宮｢てめぇ…(怒)｣

A｢で？こんな所で何してんの？｣
花宮｢別に…｣

A｢別に…って。今吉先輩め〜ちゃくちゃ怒ってたよ？｣

花宮｢ウッ…!?オレは今日手伝いする事だって無理矢理だったんだ。それに…ザラメは全部使い切ったし売り上げも1番のはずだぜ？感謝されてもおかしくないと…思うが？｣

花宮は憎たらしい笑を口元に浮かべると猫背のまま階段を降り始めた

A｢私の作った綿あめ捨てたって言ったじゃない!!ウソつき!!｣

花宮｢あ？｣

A｢あんたなんでしょ…？お母さんに綿あめ届けてくれたの｣

花宮｢知らねぇよ。んなもん…｣

A｢ゲス眉毛のクセに｣

花宮｢てめぇその呼び方やめろ!!｣

A｢優しいじゃん…変な眉毛のくせに…｣

花宮｢優しくなんかねぇ!!後今度その呼び方したら…てめぇのその膝…潰すぞ(ニヤリ)｣

A｢膝…って…｣

花宮｢お前…膝…ヤベぇんだろ？他の奴は気づいてんのかよ。お前桐皇のマネージャーなんだろ？｣

A｢!?｣

花宮｢スポーツやってた足だなお前の足。筋肉の付き方からみて…陸上か…｣

A｢気持ち悪っ！なんで人の足とかみてるよの!!｣

花宮｢別に見てた訳じゃねぇ(怒)お前みたいに地味で胸もねぇ影の薄い女なんかにゃ興味ねぇんだよ!!

A｢なななな何ですってぇ(怒)!!｣

花宮｢フハッ!!それで隠してるつもりだったのかよ。頭悪ｯ。長い時間立ちっぱなしで、お前が気が付かないうちに勝手に体が足かばってた…見りゃわかんだよバーカ｣

A｢だったら何よ…別にマネージャーは試合出る訳じゃないから関係無…ってゆーかゲス眉毛には関係無いでしょ!!もういい今吉先輩に言いつけてやるから!!｣

花宮｢なっ！や、やめろ!!い、今吉は関係ねぇだろ!!!!｣

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