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柊side
逮捕されたあと、俺の持病の関係で入院することが決まった
といっても、常に監視されていて自由な時間というのはほとんどない
ふと、暇つぶしにつけたテレビ
そこには、Aに関する情報で溢れていた
“ 未成年の間で増加する薬 物乱用！ ”
“ 彼女の心の闇とは！？”
“ 人質となった彼女は柊の共犯者なのでは！？”
思わず拳を握りしめる
…何が共犯だ、ふざけるな
逮捕される前のAの様子を思い出し、不安になる
けど…
柊「…3年A組のみんななら、大丈夫だよな」
そんな風に思っていた
けれど、その数日後、Aに対する世間の意識は180°変わる
警察署から救急車で搬送されたという報道が流れたのだ
“ 行き過ぎた警察の調査 ”
“ 未成年に対する警察の横行 ”
“ 彼女の訴えに耳を貸さなかったのはなぜか ”
柊「…ふざけやがって…！」
なんで気がつかない、なんでわからない
誰よりも彼女を追い詰めたのは、お前たちなのに！
すると、ドアが開かれた
柊「…郡司さん」
郡「…よぉ、見てたのか、そのニュース」
そう言うと、郡司さんは頭を下げた
郡「…すまない
喜志がなかなか吐かなくてな
家宅捜索もすることになって、精神的に彼女は限界だった
それでも、ほとんど毎日取り調べがあった
栄養失調だとよ…
…どんどん食が細くなって、随分と痩せちまったんだよ
本当に彼女には悪いことをした」
素直な謝罪に俺は驚いた
郡「…そこでお前さんに相談だ
彼女に会ってくれねぇか？」
「…そんなこと、俺ができるんですか？」
郡「上に頼み込んだよ
最初は渋い顔で認めなかったが、彼女の精神状態を見ればお前さんしかいないと言って、許可を得た
…里見という生徒が会いたいと言ってきたんだが、彼女は会いたくないと言ってな…
生徒がダメなら、先生だろ？」
郡司さんの計らいで、Aと会うことができるようになった
そして、今、彼女の病室に入った
「せ、んせい…」
柊「…久しぶりだな、A」
目に見えて痩せた
顔色も悪い
腕の点滴が痛々しい
郡司さんは気を利かせてくれて、2人きりにしてくれた
柊「…すまない」
「…え？」
元はといえば、俺のリサーチ不足だった
彼女と喜志との間の繋がりを把握しきれていなかったから、こんなことになった
俺の言葉を聞くAは、どこか気だるそうで、話を聞いてくれているけれど、それさえも億劫なように見えた
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のあ - やばい クソみたいに面白い、、、語彙力の塊か、、、でも夢主ちゃんを好きな男子がこんなにいるとは、、甲斐くんめっちゃ好きなんだが(だれもきいてないですよ(ry (2021年4月12日 21時) (
レス) id: 1efa312b7c (このIDを非表示/違反報告)
あい - 遅れたコメ失礼します‥‥。凄く感動しました。涙が止まりません‥‥！ (2020年7月27日 19時) (レス) id: adcff3a35e (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 恭也さん» コメント、ありがとうございます！悩みながら書いた作品なので、そのように言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年1月12日 23時) (レス) id: ca4df633c8 (このIDを非表示/違反報告)
恭也 - この小説を読んでいるとき、ずっと泣いてました。すごく感動しました！ (2020年1月12日 0時) (レス) id: 734b1c5f2e (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - りんごジュースさん» りんごジュースさん、コメントありがとうございます！そんな風に言っていただけて光栄です！すぐに目を冷やしてくださいね笑 (2020年1月4日 18時) (レス) id: ca4df633c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バボちゃん | 作成日時：2019年4月16日 15時
