百三十七訓 ページ10
___その日の夜。
私は、あんなことになるとは思ってなかった。
新「おやすみなさーい」
神「おやすみアル〜」
神楽は目で銀時に「今度やらかしたら○玉無くなってると思え」というような訴えをしていた。
貴「おやすみ〜」
和室に入ると、まぁいつも通り銀時は隣の布団、
私はその隣の布団で横になった。
ふと、思い出したことがある。
貴「銀さんの好きな人のヒント、まだ一個しかもらってないですよ。」
銀「あー、そういやそんなことしてたな…」
私の方に背を向けて言った。
銀「つーかお前も一個しかいってねーだろ。」
貴「じゃあ、また一個ずつ始めましょうよ。
それで、先に当てた方の勝ちです。」
賭けるものは?と聞かれて、頭に銀時の悪い笑みが浮かんだAは…
貴「……じゃあ、相手に言うことを1つ聞いてもらえる権利。どう?よくある罰ゲームみたいな感じ」
銀「上等だ、先に当ててやるからな。」
こちらに向き直ってニヤリと笑った。
_____ほら、その笑みですよ。
悪の微笑みとでも読み取れるその顔の裏には、ちょっとした楽しげな感じにも読み取れた。
銀「じゃあヒントな、絶対わかんねぇから。
俺の好きなやつはな、甘いんだよ。パフェみたいな感じで」
貴「だいぶ変態ですね銀さん。」
まぁ嫌いじゃないけど、と言う言葉は胸に秘めておいた。
貴「じゃあ私もヒント。その人は、ふわふわしてるんです。すごく。そんなところとか結構可愛いんだ〜」
銀「てめぇこそ変態じゃねぇか」
ははっ、と笑って言われた。
銀「俺わかったぜ?」
自信ありげに銀時は言った。
まさか、とはおもったが当てられるはずもないとおもって「どうぞ言ってみてください?」と聞く。
銀「……定春。」
貴「……ぶはっ……それはあってる、確かにあってる。可愛いし、好きだよ定春。
でもそれ人じゃないかなぁ…ははっ…」
銀時の答えを聞いて笑った。
貴「じゃあ私もわかった!
あれでしょ、イチゴパフェ!」
銀「あー、ありゃ本当に美味いよ。
あれ大好きよ?うん。でも人じゃないな〜」
あははっ、と2人で笑う。
その声は、夜の和室に響いた。楽しそうな声。
貴「じゃあまた明日…」
満月が綺麗なこの日に、兎は飛び跳ねた。
「へぇ、仲良しなんだネ2人とも。」
その声は、聞きなれた、懐かしい声で
貴「!?」
銀「!?」
威「久しぶり〜」
頭上にある窓が開いていて、アホ毛が揺れていた。
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彩桜♪ - あけましておめでとうございます! (2018年1月1日 21時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - 沖蘭さん» 下記↓沖蘭さん宛てですレス押し忘れましたすみません! (2017年8月11日 1時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - やっと1話更新できました!久しぶりすぎてどんなこと書いていいのとか思ったんですけど、楽しいですね笑 ありがとうございます!そんな繰り返し読んでいただけるなんて嬉しいです(>_<) (2017年8月11日 1時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
沖蘭 - 彩桜♪さん» 更新待ってますね!!したい時に浮上すればいいんです!楽しみましょう!それまで何回もお話繰り返し読んでます! (2017年7月27日 20時) (レス) id: 17212073c9 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - 沖蘭さん» とても遅くなりましたごめんなさい(ノ_<)久しぶりに浮上してみましたが、やはり占ツクは楽しいですね笑 更新したくなっちゃいました!楽しんでいただけてるようで嬉しいです!更新できたらしますね(´∀`*) (2017年7月8日 20時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いろは92 | 作成日時:2017年1月6日 0時