百四十五訓 ページ21
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貴「…もし、聞かれてた上で、こんな態度取ってるってことは私嫌われたのかな…」
江戸の町を歩いて考える
探しに来たはいいものの、避けられてたら?
貴「……やっぱ、帰ろうかな
いずれ銀さんのことだし帰ってくる、大丈夫。」
私、何1人で意気込んでたんだろう。
私はただの異界人、夜兎族で花魁の女……
そもそも女として見られてるのかしら。
貴「……あー…あはは。本当、何してんの私」
くるりと踵を返して、来た道を戻る。
「好き」って何だっけ。
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銀「……大串くん、俺んとこの子に何か用?」
土「テメェこそ何だ、困ってんのか?」
銀「いやぜんっっぜん!困ってないですけど!
いや困ってんのか?困ってなんてないんだからねっ!!」
土「どっちだよ!!」
はぁ、と一息ついて両者とも額に手を当てる。
銀「なぁ、屯所内恋愛ってある?」
土「あるわけねーだろ、女人禁制だぞ。」
銀「いんや、愛の形は人それぞれだぞ?
ありえるかもしれねーじゃねーか。」
土「……士道不覚悟で切腹だな」
数分の沈黙が続く。
柔らかくて少し暖かい春風が吹いた。
土「テメェ、あの嬢ちゃんが好きなんか」
銀「さぁな。……ほんっとさぁ、ほんと、あいつが俺を好きになる理由がいくら考えても全くわからん」
予想外の答えに驚いた。
同時になるほど、と思った。
土「俺はこの前のお礼どうすっか考えてただけだ。総悟がヤケに気に入ってるみてぇだし。
それに俺は色恋沙汰なんか興味は無ぇ。」
銀「そうかよ。……あー、そうか。」
何かを察した銀時はうなだれるように空を仰ぐ。
土「腹括んな、万事屋だろ」
土方は立ち上がり、屯所に戻って行った。
銀「かぁ〜〜〜〜……」
白銀を掻いて、万事屋へ戻った。
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彩桜♪ - あけましておめでとうございます! (2018年1月1日 21時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - 沖蘭さん» 下記↓沖蘭さん宛てですレス押し忘れましたすみません! (2017年8月11日 1時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - やっと1話更新できました!久しぶりすぎてどんなこと書いていいのとか思ったんですけど、楽しいですね笑 ありがとうございます!そんな繰り返し読んでいただけるなんて嬉しいです(>_<) (2017年8月11日 1時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
沖蘭 - 彩桜♪さん» 更新待ってますね!!したい時に浮上すればいいんです!楽しみましょう!それまで何回もお話繰り返し読んでます! (2017年7月27日 20時) (レス) id: 17212073c9 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - 沖蘭さん» とても遅くなりましたごめんなさい(ノ_<)久しぶりに浮上してみましたが、やはり占ツクは楽しいですね笑 更新したくなっちゃいました!楽しんでいただけてるようで嬉しいです!更新できたらしますね(´∀`*) (2017年7月8日 20時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いろは92 | 作成日時:2017年1月6日 0時