【銀魂】私のねーちゃんは、ついに決めたアル！

百四十四訓 ページ17

〜銀時side〜


朝飯も食わずに出てきた。
どうしてか、そうだな……。
朝顔を合わせるのが難しかっただけだ。


いや、別に銀さんはいいんだよ？
そうそう、俺は別にいいっていうか…その。


向こうさんがいいなら俺も好きだっていうか…

銀「ぅるぁぁぁぁぁ」

ゴスゴスと電柱に頭をぶつける。
血が流れ出す。


ダメだろ、歳離れてるだろ
つーか多分相手未成年だったろぉぉが。


……。


横を見ると同じく頭をゴスゴスしてる人がいた。

土「ぅるぁぁぁぁぁぁぁ！！！」

多串くんだった。

土「誰が多串くんだクソ天パ。
テメェこそ何やってんだよ電柱にゴスゴスして」

銀「はぁ？そりゃこっちのセリフだ。
お前こそ何やってんだよマヨニコ中毒者」

土「マヨニコってなんか可愛いな」←


近くのベンチに座って話すことにした。



銀「実は朝飯食ってねーんだよ。
なんか持ってねぇ？死にそう。

土「マヨネーズいるか？」

銀「いや絶対いらない。
つかお前の大事なもん良く俺に渡そうとしたな、どうした？調子悪いのか？ん？」

いつも通りの挑発、のつもりだった。


土方はタバコに火をつけて、一度煙を吸って吐いたところで

土「あぁ、調子悪りぃのは事実だな」

真面目な答えが返ってきやがった。

銀「へぇ…まぁ俺もなんだけどよ。」

はぁ…と大きくため息をこぼす。



土・銀「「Aのことなんだけどよ…」」




………ん？

チラリ。顔を見合わせた。

銀「……今なんて言った？」

土「……テメェこそ…」


同じ名前を口に出した。

お久しぶりです→←百四十三訓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す