百四十一訓 ページ14
神威は、柄にもなく目を丸くした。
威「どうしたんだ、らしくない」
ニコニコ笑って言うのが、顔を見なくても当たり前のようにわかった。
貴「…死ぬな。絶対。
また、お団子食べたり、バカやったり、アホ面下げてまた会いに来い。絶対、約束して」
さっきとは全く変わった口調で、強く厳しく言ったのは、何か自分の中から溢れるものを抑えようとしているのか…
はたまたなにを考えるのかはわからないが、何にせよその感情は今までにも何度かあったものだった。
威「…寂しくなっちゃったんだ?」
貴「うるさい、行くなら行ってよ。」
威「ならその手、なに?」
気づかないうちに掴んでいた手をバッとぶっきらぼうに放して、Aは神威の背中をバシッと叩く。
威「安心しなよ、お前にはお侍さんがいるだろ?
ちゃんと言わないと、またさらいに来るヨ」
貴「わぁぁー、もううるさいし声デカイし!
わかったわかった、言います言います。」
背中をバシバシ叩いて神威を制するかのように押して、照れ隠し。
威「あと、死ぬなんて馬鹿げたこと言ってると、殺しちゃうぞ?」
貴「私は死なないし、そっちこそ勝手に死んだら殺しちゃうぞ?」
威「どっちみち死ぬ運命なんだったら…」
それでこそ、双子だ。と言わんばかりに力強い眼差しでお互いに目を向けて……
ガシッと拳を突き合わせると、
それはもはや、双子というよりも戦友と言うようなものに見えるくらい、たくましいものに見えた。
そして、
神威は服の裾を翻し、夜の江戸の町に消えるように去って行った。
______“ また会う日まで ”
貴「そんなこと、言われなくてもわかってるわ」
Aも、部屋に入って窓を閉めた。
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お久しぶりです!
もう夏ですね…勉強が嫌になる夏です( ^∀^)
本当に嫌です、燃やして花火にしてやりたいくらいで…
あ、この前花火大会行ったんですけど、ほぼ雲で隠れてなにも見えませんでした(´・v・`)
あと、夏祭りは雨で浴衣がすごい濡れました。
せっかく買ったのに残念…
まぁ楽しかったんでいいんですけどね!
皆さんはどこか夏休みに行ったところ、楽しかったことありますか??
また時間あったら更新しますね!
本当に遅くなって申し訳ありません…
夏らしい番外編も書きたいので、どうぞお待ちしていていただけると嬉しいです。
それでは…
8月10日 高杉誕生日おめでとう!!
彩桜♪
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彩桜♪ - あけましておめでとうございます! (2018年1月1日 21時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - 沖蘭さん» 下記↓沖蘭さん宛てですレス押し忘れましたすみません! (2017年8月11日 1時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - やっと1話更新できました!久しぶりすぎてどんなこと書いていいのとか思ったんですけど、楽しいですね笑 ありがとうございます!そんな繰り返し読んでいただけるなんて嬉しいです(>_<) (2017年8月11日 1時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
沖蘭 - 彩桜♪さん» 更新待ってますね!!したい時に浮上すればいいんです!楽しみましょう!それまで何回もお話繰り返し読んでます! (2017年7月27日 20時) (レス) id: 17212073c9 (このIDを非表示/違反報告)
彩桜♪ - 沖蘭さん» とても遅くなりましたごめんなさい(ノ_<)久しぶりに浮上してみましたが、やはり占ツクは楽しいですね笑 更新したくなっちゃいました!楽しんでいただけてるようで嬉しいです!更新できたらしますね(´∀`*) (2017年7月8日 20時) (レス) id: cefff81e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いろは92 | 作成日時:2017年1月6日 0時